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ドイツの太陽光発電(2023年夏):持続的な成長と再生可能エネルギーの未来

Guten Tag、こんにちは
ドイツのMeganeです。

太陽光発電設備を住宅や商工業施設に簡単に設置できるようにする法案(ゾラーパケート1)が閣議了承した、とのニュースを目にしたので、今日はドイツの太陽光発電について書きたいと思います。

ドイツは、消費電力に占める再生可能エネルギーの割合を30年までに22年の44%から80%へと引き上げることを目指しています。

出力の許容上限は現在の600ワットから2,000ワットへと大幅に引き上げられる予定です。

今年7月までデータですが、再生可能エネルギー国際経済フォーラム(IWR)が驚くべきデータを報告しました。

ドイツ国内では約593,000の新しいソーラーシステムが既にグリッドに接続されており、その総出力は堂々の7900MWに達しています。

これによって、2023年にドイツで設置された太陽光発電容量は、前年の2022年全体の容量をわずか7ヶ月で超える勢いとなっています。

わたしの自宅でもドイツ人の主人がソーラーパネルを購入し、バルコニーに設置をしました。
バルコニー太陽光設置が急進している背景には、新規定で設置登録手続き簡略化されたのです。
装置購入の補助金申請も出来る自治体もあるようです。
とはいえ、ソーラーパネル自体はとても安く購入できます。(1枚:120-180€位)

自宅に運び込まれたソーラーパネル

新たに設置された電力の1月から7月末までの間でドイツのどこで作られてるのでしょうか?

トップは、バイエルン州で稼働を開始し、約1980MBの電力を供給しました。

それに続くのが、
ノルトライン=ヴェストファーレン州(1340MB)、
バーデン=ヴュルテンベルク州(1050MB)、ニーダーザクセン州(740MB)、
そしてブランデンブルク州(610MB)

これらの数字は、連邦ネットワーク庁のデータに基づいてIWRが報告しています。
注意: 新しい施設の1か月分のデータがまだ完了していないため、7か月の結果には若干の変動があるかもしれません。

IWRノルベルト・オールノック氏は「太陽光発電の驚異的な成長は、ドイツのエネルギー転換が広範に浸透し、参加型プロジェクトとしての性質を明確に示している」と語っています。

連邦政府の新たなソーラーパークの建設が、この成長トレンドを一層加速することが期待されます。

特に住宅所有者の中で、太陽光発電の導入が今年の上半期に強力な支持を受けたことが分かります。

住宅所有者によって新たに導入された太陽光発電システムの出力は、昨年同期間と比較して驚異的な135%増加しました。

連邦太陽光産業協会は、下半期にも高い太陽光需要が継続すると予測しており、「2023年には初めて10ギガワット以上の太陽光発電が再設置される可能性が高い」との声明を発表しています。

明るい未来が太陽光エネルギーの先に広がっている、と願っています。

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