超RIZIN.3 朝倉未来vs平本蓮の感想

初めに

皆様、お久しぶりです。
本業が忙しくなったり、ゴタゴタがあったりしたため、なかなか投稿が出来ませんでした。ただ、どれほどの方に見てもらっているのか分からないので、謝ったところで大半の人には「?」としかならないと思いますが…。
投稿がなかなか出来ていなかった間も、気になるものは追っていました。
その中でも、「これは記事として、個人的に思ったことを書きたい」と思ったのが、記憶に新しい「朝倉未来vs平本蓮」の試合です。
今回はこの因縁の一戦をリアルタイムで見ていた時、また現在RIZIN公式YoutubeCHにも公開されている動画等を見て感じた事・個人的な意見等を話していきたいと思います。

全体的に見て感じた”違和感”

まず全体的に見て、個人的に違和感を感じたのは試合に近づく度に
「朝倉選手の動きに落ち着きがなくなっている」事でした。
試合2週間前の会見でのフェイスオフで少し横に揺れるように動いていて、前日計量の時も動きが増えながら、大きくなっていました。また、入場時に足場が上がっている中でも動いていて、足場が完全に下がる前に降りて颯爽と入場していたなど、とにかくこれまでの朝倉選手の動きとは全く違う動きをしているように感じました。
個人的な推測として、これは「緊張・不安」から生じた動きだと思います。
また、表情や雰囲気に余裕や覇気が無くなっていたのも同じ理由からだと思います。
格闘技、スポーツにおいて心理的要因は勝敗や試合での動きなどに少なからず影響されます。朝倉選手は総合的な技術は恐らく平本選手より上だったかもしれないですが、心理状況としては平本選手の方が皆さんが思う以上に大きく有利だったのではないかと思いますし、個人的にはこの違和感・心理状況が勝敗を分ける一つの要因だったと思います。

不変の朝倉と変化の平本によって起きた一撃

もう一つ、勝敗を分けた要因は技術的な部分です。
朝倉選手のスタイルは基本的にカウンターを狙うスタイルで、得意なのがスリップをしながら前手である右のフックカウンター、相手がコンビネーションを打ってきたときの左ストレートカウンターと特に右フックは皆さんもたくさん見てきたと思います。これまではこれらは武器となっていましたが、YA-MAN選手と試合した事で癖に変化してしまったのです。
カウンタースタイルの選手にとって、カウンターを見破られる・突破される・利用されるというのは死とイコール、この時点で朝倉選手は打撃において大きなスタイルチェンジが必要でした。
しかし、試合を見るとスタイルは変わらず、右フックを多用していました。
一方で、平本選手もこれまでは朝倉選手と似たようなスタイルでしたが、今回の試合ではステップやフェイントを使い、自分から攻めつつカウンターを狙うスタイルのように感じました。実際、朝倉選手の右側にステップし、右ジャブでカウンターを引き出して、朝倉選手の左カウンターに合わせて左斜めに打ち下ろすように左ストレートを打っていました。
平本選手はこれまでのようにカウンターを狙う事はもちろん、自分からアグレッシブに攻める打撃スタイルへと変化したのに対して、これまでのスタイルを貫いた朝倉選手。この変化が一番大きな勝敗を分ける要因だったと思います。

紛れもない事実と理解しがたい現実

この試合は平本蓮選手がTKO勝利という完全決着・完全勝利を収めて、長きにわたる因縁の終止符を打ちました。
この一戦、この結果を見てファンもアンチも「平本蓮はフェザー級のトップレベルの選手」と認めざるを得ませんし、反論する余地もないと思います。
ドーピングしたんじゃないかという噂も立っていますが、本人も否定している上に、完全なナチュラルとしか思えません。
その根拠として、まず大前提としてここまで話題を集めた試合であるため、公平に試合を実施するためにドーピング検査をしていると思うからです。ドーピングしていたら、今頃結果が出て処罰されているでしょうし、試合でも圧倒的なフィジカル差が出て、最初に効かせた左ストレートで失神KOさせているでしょう。また、恐らく肩周りが大きい事からそう発言している方も居そうですが、平本選手の打撃の打ち方的に肩周りの筋肉が付きやすい上にウェイトトレーニングや寝技の練習等を通じてあそこまで大きくなったと推測できます。
何よりこのような噂を出してしまうのは、この素晴らしい作品を汚そうとしているように感じますし、もし朝倉選手のファンがそう騒いでいるのであれば、朝倉選手の事を考えて、受け入れがたい現実を受け止めるほかないと思います。

最後に

今回は超RIZIN.3メインイベント「朝倉未来vs平本蓮」について書きました。
実は、試合始まる前の入場の時点で「見た感じ、平本蓮の勝利かな」と自室で独り言をつぶやいていました笑
下馬評とは違った結果になっていたカードが多かったこともあり、やはり格闘技とかスポーツにおいて流れはあるんだなと改めて感じさせられました。
そこが格闘技の醍醐味でもあり、中毒になる要因でもあるんですよね。
個人的には、この次に平本選手が誰と対戦するのかが気になります。
同大会で元王者に圧倒的な実力差を見せつけた元K-1王者・久保優太選手、圧倒的な極めでRIZINフェザー級トップファイターを軒並み屈服させた元王者・クレベルコイケ選手、好戦的で絶え間なく襲い掛かるグラディエーター・フアン・アーチュレッタ選手、そして驚異的な爆発力と野生の勝負勘を持った若き王者・鈴木千裕選手。他にも強豪な外国人も入ってきており、ますます混戦模様のフェザー級で誰と戦い、王者になるのか注目したいですね。
朝倉選手は引退されましたが、個人的にはもう一度カムバックしてほしいですね。また衰える年齢ではなく、全盛期であると個人的に思います。
何かの機会に引退を撤回して、もう一度リングに戻ってくる姿を一ファンとしてほんの少し気長に期待したいと思います。
久しぶりながら、いつものように長々と失礼しました…笑
また時間があって、気が向いた時にでも投稿したいと思います。
では、またいつか会いましょう…。

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