私が刀鍛冶の道へ飛び込んだ経緯 ⑥

刀剣博物館で知り合った愛刀家のKさんが誘ってくれた刀剣鑑定会は、日本美術刀剣保存協会の元学芸員であった高山武士先生が主幹をされていた刀剣文化研究所 解紛塾の浅草吾妻橋の会でした。
Kさんの紹介のもと、吾妻橋の会に参加をさせてもらい、古名刀の鑑賞と、刀鍛冶との知己を得る機会に恵まれたのです。
なお、けして安くはない参加費の会だったのですが、先生からはまだ高校生ということで会費を免除をしてもらったのは大変にありがたかったです。
格闘家の前田日明さんが愛刀家ということは有名なことだと思います。実は古くからの知人です。

下段中央が高山武士先生


ところで会に来ていた刀鍛冶は後に師となる福島県の藤安将平と、千葉県の船橋市(当時)の松田次泰氏でした。
この2人に会い、刀剣製作に対する研究の方向性を伺い、私は非常に心強いものを感じました。
自分の入門先はこの2人のどちらかになると確信をしました。

これは少し脱線はしますが、この2人の刀鍛冶の研究内容と深い関わりがありますので、次回は高校生当時の私自身の刀剣製作の概念について述べたいと思います。

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