私が刀鍛冶の道へ飛び込んだ経緯 ①

まず、インタビュー記事などにあるように、私がこの道を志したのは高校生の時でした。
私の通っていた高校は全員が進学を希望する学校で、もしかしたら就職希望を通したのは初めての生徒だったかもしれません。
そんな学校にいても、漠然と「大学へ進んで企業に就職」ということへの当時誰もが疑わず受け入れている流れには、自分はイメージをしてみても受け入れられない違和感がありました。
やはり漠然と手に職をという感じで、大工だったり、何か合う仕事がないかな？と思いながらの学生生活でした。

そんな時に当時学生を中心に流行っていた某番組に、お仕事紹介的コーナーで刀鍛冶が取り上げられていたのです。
その時に「これだ！」と思ったのです。
私が刀鍛冶を志したきっかけと確信は、たったのそれだけです。
ですので、実は理由は私にもわかりません。