私が刀鍛冶の道へ飛び込んだ経緯 ②

さて、これだ!と刀鍛冶になる決意をしたものの、ではどうやったらなれるのか?が一切わかりません。
ちなみにその時の某番組に出ていた刀鍛冶は、東京の有名な吉原義人さんでした。単純に考えれば、某局へ問い合わせて番組に出ていたその人を訊ねれば早いのですが、何故かその思考にもならず。
というのも、「この仕事」に惹かれたのであって、「その人」ではなかったのだと思います。
それから自分の将来への想いを両親に伝えますが、当然のことに難色を示されます。
ただ、後ほど群馬に住む叔母から、一片の新聞の切り抜きが送られてきました。
記事に載っていたのは桐生市の隣の太田市在住の刀鍛冶 故 大隅俊平氏(重要無形文化財)でした。

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