見出し画像

無駄の奥深さ

無駄は深い

昨日、努力する時代は終わった的なことを書いてしまった手前、
努力を全否定することに罪悪感を抱いていた。
今日は、無駄の深さを整理してみたい。

そう、無駄って深みのあるものだよってこと。

無駄とは何か

ここでの無駄の定義は「成長の最短距離から外れた動き」である。
例えば、
・上手くいかなくて何回も悩んで繰り返し試すものの、一向に進まない。
・やろうと思う気持ちはあるのに、気づいたらベッドで横になっている。
・そんなつもりはないのに、ミスをおかしてしまった。

色んなグラデーションの無駄があると思う。

置いてけぼりな自分

無駄をすれば、最短距離で行くスピードからは、置いてけぼりになる。
実際今思えば、自分は無駄なことを沢山してきた。

「人生嫌なことばっかり、もう辛い」
そう思う日々が、数えきれない程続いた。しかも割と最近のこと。

「そうやって悩んでる時間って無駄じゃない?」
そう思える人もいる。羨ましい。
実際自分も今振り返ればそう思うことも出来る。
そしてそうやって大切な時間を、その悩みが沢山奪っていった。

でもそれが、人間性に繋がる

でも、そこで苦しんだからこそ、
苦しむ人の痛みが、手に取るようにわかる。

苦しんだことが一度もなければ、その痛みを肌感では感じ取れない。
それはいいか悪いかではなく、その人の人間性の深みに繋がっていく。

「苦しむくらいなら逃げればいい」
そう簡単に言える人だって、その人なりの強さや深さがあるし、
「苦しかったよね、辛かったよね」
そう共感出来る人だって、人に寄り添える力があって、深みがある。

悩みも失敗も、全部自分の糧になる

悩む毎日を例にあげたが、他でも同じだ。

「どんなに練習しても全然上手くいかない…。」
でもその試行錯誤があって、上手くいかない方法を沢山知ったから、
次からは違う方法を模索していける。
辛い時間を乗り越えるからこそ達成感は大きくなる。
色々試せば試すほど、他の人にはない自分だけの経験の色が出てくる。

「何でこんなにミスをしてしまうんだろう…。」
自分の失敗を知っているほど、自分の立ち位置を高く見積もらなくなる。
それはいずれ向上心の芽となる。
自分は完璧じゃないし、最初から完璧を目指す必要なんてないって気づければ、自分なりのペースで前向きになれる。
「次こそやってやるぞ!」って気持ちは、失敗しなけりゃ生まれない。

無駄も深いし、無駄の無さも深い

結局、
無駄を経験すれば、それが自分の人間性を作るし、
無駄を経験しないルートを自分で辿って行ければ、それが自分の強さを生む

無駄は深いし、無駄がないことだって深い。
みんなちがって、みんないい。


前回は意識高い系で書いてしまったから、
今回は感情高い系で書いてみた。

おわり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?