ちょっとだけリリスの話をしよう
牡牛座満月の記事を書かねばならないのだが、先日申込み受付を開始した「ブラックムーン・リリス鑑定」の話をしようかなと思う。
Life with the Moonのリリスについての記事が、いつもアクセス上位にあって、みなさんの関心の高さを感じていたのだけれど。
リリス鑑定を作ろうかという話をしはじめてから、おそらく1年以上、もしかしたら2年くらい経過している。
わたしたちはどの鑑定も時間をかけて作っているのだけれど、リリス鑑定は、自覚のないダークサイドに触れる鑑定なので、読んだ人がいい気持ちでいられるかどうかがわからないからけっこう悩んだ。
どのような鑑定にするかを何度も何度も打ち合わせした。
そしてようやく鑑定として出すことができた。
リリスは、本当に自覚がないゆえに、
え?わたし悪くないよね?
みたいな気持ちになってしまう部分があるのだ。
実際、わたし自身そう思った。ちょっと凹むくらい(笑)
自分では認めたくない部分なのだ。
でも、しばらく経つと当たってるな…と思えてくる。
チャート内の月がわたしたちの内面を表すならば、リリスはとても遠いところにある影の部分。
月は、まわりの人たちが当たってないと思っても、本人は納得が行く。でもリリスは、本人ですらよくわからない。
なぜ、そんな衝動にかられるのか
なぜ、いつも同じようなトラブルに見舞われてしまうのか
なぜ、そこから逃れることができないのか
自分ではわからないのだ。痛い目に遭うことは、これまでの経験からもわかっているはずなのに、同じことを繰り返してトラウマを上塗りしてしまう。
わかっちゃいるけど辞められないというと、単に癖のようなものに聞こえてしまうが、わかってないけど辞められないとでも言った方がいいのかもしれない。
そしてリリスによって突き動かされたことにより負った傷は、なかなか痛い(笑)
リリスが難しいのは、自分で認めたくない部分なので、知らず識らずのうちに、その衝動のスイッチが入れられてしまうことだ。
これまでわたしは、なぜ同じことが繰り返されるのだろうかと不思議に思っていたけれど、その理由をリリスに見せられた気がしている。
似たような痛みをもたらす星に、カイロン(キロン)があると思ってる。
カイロン(キロン)は魂そのものが持つ痛みであり傷であり、その傷を癒やすことを通して自分自身を癒していく。
そのカイロン(キロン)が持つ痛みは、若い頃はピンとこなかったりするのだけれど、年をとってくると「わたしの痛みはここにある」と自覚するし、そこを年を重ねた経験の中で自分で自然に癒そうとしているし、実際に年齢とともに癒やされていき、カイロンリターンの頃(50歳くらい)は、カイロンの痛みを受け入れられている。
カイロンの場合は、繰り返し受ける傷ではなく、魂そのものが持っている傷だから年齢とともに=魂が磨かれていくプロセスで自覚できるので受け入れやすい。
リリスは、できればそれを認めたくない。
まだ言うか!という感じなんだけど…。ここがカイロンと違うところ。
じゃあ、リリスがつかさどることを知っていたらどうなるかというと、衝動に突き動かされてしまったときに対処ができる。
わたしにはこういう闇の部分があるから、気をつけようと思える。
リリスがつかさどるものは、無意識の領域にある側面だからこそ、知って暴走しないようにすべきなのだ。
リリスを知っていたら、自分の暴走をコントロールできる。はず。
この人苦手!と思う人は、自分に似た側面を持っていたりする。
でも、それを認めたくない。リリスはこれに似ている。
そして苦手と思った人、嫌なことをする人を見た時に「わたしはああはならない」と思うだろう。
そんな風に、リリスの衝動を知ってコントロールしていくことってこれからの時代、とても大切になってくる気がしている。
リリスは性的な衝動の側面が切り取られて扱われているフシがあって、相性を見るシナストリーでリリスを読んでいる人も多い。
もちろんそういう側面もあるから間違ってはいないけれど、自分の持っている要素のひとつとして読んで活用していった方が役に立つよ。
「あなたの秘めた衝動を解き明かすブラックムーン・リリス鑑定」についての案内はこちら。興味があったら読んでみてね。
申込みも待ってるよ。
じゃまたねん。
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