燦くフラクタルの上、夜をベールに纏った少女のダンスを、私はサイネージ越しに見ている。蒼い蝶の髪留めに白い肌と溶け合う様な霜雪色のドレス。そして何も知らない様な、…
青剥がす 例えば土に汚れた桜の花びらに 風流を感じるならばさ 徒花となった私の心は誰かの趣となるのか ヨレヨレのTシャツ Switchを片手に 窓の外から見えた桜に苛立ちを…
ぱりぱりさらうどん
2024年2月11日 00:26
燦くフラクタルの上、夜をベールに纏った少女のダンスを、私はサイネージ越しに見ている。蒼い蝶の髪留めに白い肌と溶け合う様な霜雪色のドレス。そして何も知らない様な、それでいて全てを知っているかの様な、無垢で見透かした目。剥き出しの白電球を手で覆うと光が漏れる様に、彼女を光源として輝く光たちは、包まれた夜の隙間からちらちらと零れてゆく。静かに揺らめく散乱空気中の塵。普段は目視できないそれも、光の拡散によ
2024年2月4日 21:08
青剥がす例えば土に汚れた桜の花びらに風流を感じるならばさ徒花となった私の心は誰かの趣となるのかヨレヨレのTシャツ Switchを片手に窓の外から見えた桜に苛立ちを覚えた机に向かいペンを握り描いた桜の絵にあなたの面影が重なって見えた淡く美しくあればあるほど酷く汚く歪んで見えた何の気なしに窓の外を見る桜の花に恨み深い雨がばっしゃんばっしゃんそうだ 私の春はこんなんじゃな