【映画】パラサイト 半地下の家族【感想文】

パルムドールを受賞し

アカデミー賞でも作品賞や脚本賞を受賞した

話題作・韓国映画の「パラサイト 半地下の家族」を

1月終わりに観てきました。

ネタバレ厳禁!

めちゃくちゃ面白い!

って聞いていたので、めちゃくちゃ期待値高かったんだけど

個人的にはうーん、って感じもあり...

うちの映画観、なんかずれてんのかな?笑



(ここからネタバレあり)

(ネタバレ厳禁な映画なので要注意)



全体的の話で言うと

社会格差、っていうテーマなんだけど

はっきりとは言わずに

いろんなところに伏線張って

感じとらせるっていう手法。

そういう映画好きなはずなんだけど

なんだかハマらなかったのはなぜだろな?


タイトル通り半地下の家族がメインなんだけど

まず、あの環境下で生活しないといけないっていう映像が

なかなか苦しかったのです。

いや、目を背けちゃいけない問題なんだけど

映像で見るとしんどかったのよねぇ。

あれをちゃんと撮ったことが

まずすごいのかもしれない。


地上の富裕層家族の息子が書いていた絵が

実は地下の夫の絵だったって

あとで伏線サイトで観て鳥肌ものだった。

あの息子だけは、最初から気付いていたもんね。

彼の直感をどうにか役立てられなかったのかねぇ。

モールス信号も含めてね。

なぜあの息子だけは、わかってたんだろー。


地下の家族が出てきてからは

展開がスピーディーになって、テンポよかった。

これもあえて、なのかな?

正直、それまで「何観てんだろ?」感強かったんだよなー。

そして地下の家族が出てからは

半地下の家族の生活がマシなのか?って錯覚するけど

洪水でやっぱり違う、ってなるんだよね。


洪水っていう災害でも

社会格差を表現するあたりはすごいな、って思いました。

富裕層家族の感覚はどうなの?って思ったけど

あれって、実は結構現実なのかも、とも。

政府とか上の人たちが、世間のことわかってないって

こういう感覚の違いなのかなーって。

そして、地下の家族にとっては

ある意味何も被害がないのが、また深く考えさせられる。

最下層にいる人にとっては、災害とか関係なく

常に災害レベルで危機の中で生活しているから

災害が起きたとて変わらないのかなーって。


人にとって、トリガーも違って

今回は『匂い』だった。

いろいろな流れがあっての、あの事件。

きっと報道されるのは

「貧困層の男が富裕層の男を刺した」

って事実しか知らされないし

こういう事件ってきっとたくさん起きてるんだけど

その1つ1つにいろんな背景があるんだよな。

だからって、事件を肯定するわけじゃないけど。


ここまで勝手に書いてきたけど

まぁ、なんかこういう映画ってきっと必要で

素晴らしいんだと思います。

ただ自分の好みとは合わなかったなーってだけです。

その前に観た映画が今泉監督のmellowだったこともあり

あの雰囲気とあまりにも差がありすぎて。笑


とにもかくにも、アカデミー賞おめでとうございます!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?