【映画】mellow【感想文】

ミッドナイトショーで観てきました。

完全に田中圭目的で観に行ったんだけど

個人的にめちゃくちゃ好みの映画でした。

何も事件は起きなくて

ただただ、モテモテのお花屋さんの日常を

描いているだけなんだけど

そこにはいろんな人の「好き」が溢れていて

心が温まる物語でした。

誰一人悪者がいない、っていうのもいいよね。



(ここからネタバレあるかも)



物語全体的に主人公(今回で言えば田中圭)の

心境ナレーションなんて1つもなくて

だからこそ、余計な説明とかも全然なくて

観てる側が「この人、こんなこと考えてるのかなー」って

想像しながら進んでいく。

この時点で、白黒はっきりつけてほしい人にとっては

苦痛なのかもしれないけど。笑


出てくる子が結構な確率で田中圭のこと好きなんだけど

それぞれ事情はいろいろあって。

でもそこも、あえて大きな話題にもしない。

中学生とか、何一つ説明も大きなリアクションもないけど

女の子同士の恋愛描いてるからね。しれっと。

田中圭が当たり前に相手は男の子だって思ってるところも

女の子が異常に反応せず、でも否定もせず、流す感じが

リアルというか、日常というか、

多分、自分もこういう風に無意識で

人を傷つけてることもあるんだろうなって思ったり。

(ま、おっさんずを観てる人間からすると

おいおい、はるたん!!!って思うとこもあるけど。笑)


「好き」の形ってきっといろいろあって

恋人同士の「好き」もあれば

友達への「好き」、親への「好き」、仲間への「好き」

どれも相手を想う気持ちは素敵で

純粋に「好き」な人が欲しいな、と思いました。

そして、登場人物みんなが

どんな形であれ、ちゃんと「好き」を伝えられる。

その強さがまた、人を輝かせてるんだなぁ、とも。


きっとテレビの地上波で流れるような映画じゃないし

観る人によっては「つまらない」と思われるだろうし

賞レースに名乗りを上げるような映画じゃないのかもしれないけど

こういう映画もあっていいじゃない、って思ったのでした。

最後のエンドロールの映像まで好みでした。

黙々と仕事をしている日常をひたすら流す感じ

よかったなー。

(単純に田中圭がかっこよかっただけかもしれない。笑)


田中圭のパパ感(実際は叔父だけど)も

こんな感じなんだろーなー、ってリアルでよかった。笑

あんな叔父さんいたら、うちも小学校休むわー。

車でタバコ吸いながら、子供と話してるシーンが好きでした。

あとは川辺?海辺?をポケットに手を入れて歩いてると

やっぱ、嫌でもはるたんが出てくるので

ロケーションを恨みました。ごめんなさい。笑


岡崎紗絵ちゃんもかわいかったなー。

あんまり他の作品の印象がないんだけど

透明感のある、でも普通の子にもなれる子だな、と。

今時、都内でラーメン500円は厳しいけどな!笑


今泉監督のこと、正直全然存じ上げてなくて

他にどんな作品されてる方だろうって調べたら

成田凌×岸井ちゃんの「愛がなんだ」の監督さんなんですね。

あれも話題作だったのに、観る機会なくして

結局観られなかったんだよな。惜しいことした。

時効警察に関しては、ちょっと作品の毛色が違いすぎて

笑っちゃったんだけど。笑

でも、田中圭目的で観た映画で

気になる監督さんを見つけることができたっていう

予想外の発見って嬉しくなるよね。

調べてたら、昨日公開始まった「his」で

宮沢氷魚くんでがっつりLGBTQ題材の映画撮ってたわ。

まぁー、でも、これはちょっと保留だな。笑

あと来年の松坂桃李のアイドルオタクのやつも

今泉監督なんだ。これはちょっとメモメモ。


注目作でいうと、映画館で観る予告って

なんであんなにも惹かれちゃうんだろうね。

山田孝之の「スキップ」

綾野剛×松田龍平の「影裏」

窪田正孝の「初恋」(これはコメディ強めだから...だけど)

って観たい映画がまた増えちゃったなー。

千葉くんの「スマホ」も前作観た人間からすると

やっぱり気になるしねー。

(予告冒頭で田中圭×千葉雄大共演シーンだったので

さすがにおっらぶ!と思っちゃいました。ごめんなさい)


兎にも角にも

よき出会いがあったとある冬の深夜でしたとさ。

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