【映画】mellow(舞台挨拶つき)【感想文】

mellow2回目です。
公開1ヶ月過ぎて、演者込みの
舞台挨拶が開かれるって
好評だっていう証拠なんですかね?
個人的に大好きな映画なので嬉しいですが。

ってなわけで
舞台挨拶で田中圭さん岡崎紗江さん今泉監督が
上映後、30分くらい話してくれました。

(ここからネタバレあるかも)

映画の感想はこの前書いたんだけど

https://note.com/min00718/n/n3cd7dd9657b2

2回目なので、撮り方とかが気になりました。

初見のときも思ってたけど
本当に静かな映画なんだよね、これ。
満員の映画館なのに
足組む音だけでも気になるくらい
劇中、静かなの。
コーヒー豆一粒落とす音や
コーヒーカップを置く音が
響き渡るくらいに静か。

だからこそ、演者のつぶやきが
めちゃくちゃ繊細に聴こえるし
そのおかげでキャラクターがより映える。
監督がどういう意図で
静かな映画にしたのかわからないけど
うちにとってはとてもプラスでした。

あと、意識的に長回しが多い。
冒頭近くの三代目山下くんカップルの
別れ話から始まり
ラーメン屋での3人の会話や
カフェでの留学話
花屋の中学生と夏目さんの会話
最後のエンドロールに至るまで
視聴者は傍観者であるような
彼らの日常を覗いているような
そんな感覚になるくらい
カット割せずに、長回し。

これ、演じる方はプレッシャーだろうなー。
会話劇でもないから
各俳優陣の間合いと台詞回しを感じ取りつつ
演技のキャッチボールしなきゃだから。
そして、やっぱ田中圭はそのあたりが上手い。
会話のテンポ感が抜群なんだよな。
姪っ子と話すとき
中学生と話すとき
岡崎紗江ちゃんと話すとき
ともさかさん夫婦と話すとき
それぞれでテンポ感が違って
だからこそ関係性も分かるし
夏目さんの想いも分かる。
そーゆー、距離感を表すのが
本当に上手だと、改めて感じたな。

舞台挨拶でも言ってたけど
それぞれのキャラの距離感が
心地いいのもこの映画の特徴だったのかも。
みんなまっすぐで、悪い人いなくて
プライベートに
土足で上がってくる人もいなくて
(青木夫妻は微妙なところだけど。笑)
みんなそれぞれ、愛しいんだよねぇ。

舞台挨拶で驚きつつ、共感したのは
エンドロール話かな。
エンドロールに使うって言われないまま
ひたすら、カットかからずに
あのシーンをやり続けた田中圭もすごいし
エンドロールになるかもなーと思いつつ
構想段階だから、何も言わずに撮る
今泉監督の気持ちもわかるし
でも、それをちゃんと成立させて
心打たれるステキなシーンに仕上げる
mellow映画チームがすごい。

あとは、蒙古タンメンを
食べに行きたくなりました。笑

とにもかくにも
mellow2回目も大満足でした!
まだ観に行ったことない人
ステキな時間を過ごせると思うので
興味があればぜひ!!!

そして、舞台挨拶の場を盛り上げ
サービス精神旺盛だった田中圭さん
エンドロール後のメイキングで
感動させてくれた岡崎紗江さん
完全オリジナルの映画で
ここまで心温まる物語を作ってくれた
今泉監督
本当にお疲れ様でした!
ありがとうございました!

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