なんか書いてたら全部忘れました
わたしは毎日写真を撮っているのですが、昨日からふと思い立ち、その日に撮った写真を5枚だけプリントすることにしました。プリンターはコダックの、名刺サイズのプリントしかできないアレ。ディティールは潰れるし色も出ないのですが、そんなことより撮ったものを少しは整理したいのです。が、1日5枚だと少しお金がかかりすぎるので明日から2枚にしよう、などとメモ帳に書いてありました。足らぬ足らぬはなんとやらですが、足らぬものは足らぬのです。
今日は久しぶりに一眼レフを使いました。ここ最近はほとんどライカで、ミラーレスすら使っていなかったものですから、撮影後の結果がある程度見えるというのはなんて便利なのだろうと思いながら、しかし3枚中2枚は運転中に撮ったカットなのでノーファインダーです。カメラはK100D Superでした、乾電池で動く可愛いやつです。
しかしまあ、なんと撮りやすいことか、なんだか写真が上手くなったような気がしながら撮り歩いていました。わたしのK100Dはなぜか2GBのSDカードしか認識してくれず、朝の時点で残り150枚程度しか撮れなかったのですが、特に撮りきろうという気で出かけたわけでもないけれど、肩液晶の数字を確認しつつ、あと何枚撮れるな、などと思いながら結局、まったく撮りきるまでずっと歩いていました。
不思議なもので、今日撮った写真のほとんどが好きな写真だったのですね。わたしは毎日なんとなく100枚くらい写真を撮るのですが、その中でこれは好きだといえる写真はそう多くありません。しかし今日はどうしてかどれも良い。色も線もレイヤーも、どれもがほどよい。レンジファインダーで撮るよりも良いとまでは言いきれませんが、一眼レフはまた違う感性の働きと良さがあるのだなと。
先日わたしは、モノクロはイズムが先に立たぬとかどうとかつぶやいていましたし、ライカTyp246を買ったとかなんとか言っていたので、まあモノクロの話でもすべきかしらと思っていたのですが、むしろカラーに一旦戻ってみたことによる色彩への感動の方が大きくて、ピントが見えることへの感動もまた大きくて、モノクロがどうとか言う気分ではなくなってしまいました。ただまあモノクロをやりたくなくなったわけでもなく、なんとなしに勉強としてモノクロフィルム時代の写真家の写真集を買って帰ってみたりもしています。
なるほど世界は色だなあと。光と影などと言いますけれど、光は色を持っているのだから、それも含めないといけないよななんて思ってみたり。しかしわたしはモノクロで現実を撮ってみたい。果たしてその試みがうまくいくかはこれからの話なのですが、今日はただ、色に喜んでいます。
さてなんの話をしようか忘れてしまったのです。ついさっき、トイレで何事か考えていたのですが、はて……最近は小さな失敗が多くて、熱湯をこぼして火傷をするわ、そこへ塩をこぼすわ、買い忘れはする、忘れ物もする、失せ物も出てこず、つい間食をとりすぎる、いれたコーヒーは飲まず、猫の給餌も忘れたり、思えばハムスターの給餌も忘れていますね。思い出せてよかった。
しかしなんだったかしら、思い出せませんが、今日の写真、よいでしょう。
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