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失敗を恐れる自分と自画自賛な自分を共存させるためのガソリン曲

私は小学校入学前、給食袋や体操服袋を6年間使うつもりでペイズリー柄を選ぶような人間です。
なぜか昔から自分の選択が間違えて失敗をすることを恐れていたし、でも先の見据える目線を持てている自分に満足気だったし、きっとケチな思考な母と、すぐ怒る父に育てられたから染み付いたものだったんだと思う。

私はこの相反するような自分の中の感情に振り回されながら、”まじめな”選択肢をとってしまうことに苦しんできたような気がする。

条件付きの愛におびえていたのかもしれない

私は長女として愛を存分に感じて生きたとお思う。ただ、それが途中からプレッシャーになっていったのは小学3年生の頃だ。3月生まれだから人より成長が遅くてずっと食べるのも遅い、走るのも遅い、何をやっても遅かったのに、好奇心が勝って、地域に発足したバスケットチームに加入した。全員同じタイミングに入団したわけだけど、3年生以上が募集条件あったから、自分が1番小さくて、足が遅くて、走ればいつも遅くて、練習ではすぐ気持ち悪くなって大変だった。おかげでみんなについていくために毎回全力で走っていたから5年生になった頃には1番になっていたけど、何が怖かったかって、父の存在だった。

必ず練習を見にくる父。それは我が子への愛だった。我が子のチャレンジを見守り、声をかけ、応援するものだったと思う。ただ、小学生の私には「なんでできないと思う?」と投げかけ続けられることは、怖かった。いつも査定され、評価され、スポーツ自体を楽しむことよりも父に怒られないことを無意識に優先してしまっていた。練習中には何度も体育館の2階を見上げ、いつの時間から父が来るのかを確認し続けた。

今思えば「なんで」と聞かれることで自分の思考力が養われたとも思うし、父も精一杯の愛情だったと思うけど、一方で誰かに見られ続け評価される怖さ、失敗への恐怖が植えついてしまったのも確かだと思う。

それでも母の陽気な性格や、やっていたいと思うことをチャレンジさせてくれたり、自分の意見を言わせてもらえる部分で、自己肯定感は持っていたし、根拠のない自信は昔からあるタイプで自画自賛をする自分も共存し、大人になっていった気がする。

自分の「陽」を形成した母がいなくなったとき

母が亡くなってからもうすぐ4年となる。

割と普通に生活してきたと思う。だけど、自分の中の「陽」の貯金を使い果たした時、プツンと気持ちは切れて、仕事を休職した。

自分自身で、自分のポジティブさを取り戻さなければならない、焦りに焦ったけど、今はこの「うつ」症状と付き合っていくしかないと思って、順調にペースをつかんできていると思う。
と言うわけで前置きがやたら長いが、そんな私がポジションなガソリンを補給しているプレイリストを紹介したい。

ガソリン曲のプレイリスト

シャッフルで聞くので順不同。

ガソリン曲の特にエネルギーな部分

フューリー/サイダーガール

ヘイ!ナイトモンスター
結局何が言いたい?

アップテンポなメロディで問いかける強気なフレーズが好き。
心の中はこれぐらい強い気持ちでいいじゃん?って思うわけです。

GOLDEN GIRL/いきものがかり

果てしなく続く日々に乗り込んで 誰よりも頑張ってる君は
今日を抱きしめて 明日に恋して 前だけ見てる
未来へと続く今日を乗り越えて まだ見ぬチャンスが君を待つよ

今日を必死に生きて、でも目の前のことだけじゃなくてずっと希望を持ち続ける、そんな人でありたいよねって、いつもこの歌を聞くと、大丈夫、夢を持ってていいんだよって肯定された気分になる。

Hello To The World/家入レオ

夢見たはずの日々がいつしか
悲しみに染まらぬように

全体的に勢いのある曲で、臨むぞ!!と思う曲なんだけど、ここの歌詞がしっかり寄り添ってくれてて、少し今日ダメだからって全てが否定されたわけじゃないんだ、まだ諦めない、まだまだ人生長いんだからって思える。

sabotage/緑黄色社会

追い越されながら
見つけたのは自分らしさの欠片
まだ間に合うかな
私このまま消えちゃわないように刻むの

休職して復職したものの再度うつ病が発症。自分は自分って思うけど、周りの優しさが怖く、求めてくれている以上のパフォーマンスをできているのかいつも不安だった時に私のそばにいた歌。私が私を1番信じてあげようと、この曲を聴くたびに思う。

ハピネス/AI

君が笑えば この世界中に
もっと もっと 幸せが広がる
君が笑えば すべてが良くなる

冒頭の歌詞もぎゅっと掴まれるんだけど、やっぱりこのサビを聞いたら今日もとにかく笑ってみよう、挨拶からみんなに幸せを届けられる人であろう、って思う。自分が与えられる立場じゃなくて、自分が与えられる人に「笑顔」でなれるんだよ!って思ったら、なんか体の奥の方がホッとしてくる。そう、笑顔でいるだけで十分すごいんだっって。

輝きだして走ってく/サンボマスター

負けないでキミの心 輝いていて
大丈夫 と声が聴こえる
キミ自身をまもっておくれ 自分を責めないで
キミこそ 待ち望んだ人だから
悲しい魔法を僕らかけられても
自由になれるさ 必ず

結局サンボマスターみたいなストレートな歌詞って、守ってくれる。
どの部分も本当にパワー!!諦めないでー!!って感じなんだけど、ここではハッキリと「キミこそ 待ち望んだ人だから」って言われてて、なんかそうだったらいいなって。夢を持ってる限り、社会のゲームチェンジャーだよねって、自分の心が支えられる。

世界はまだ君を知らない/阿部真央

焦る日々だけど
それは輝いてる証拠
振り返るとき 今、今日が
きっと 素晴らしく思える
世界は まだ君を知らない

で、結局ここでも「世界は まだ君を知らない」って言ってくれてるの!焦る必要なんかない。1個ずつ自分のやっていきたいことをチャレンジし続けよう、今日も小さな積み上げをしてみよう、同世代の起業家とかと比べて劣等感を感じるのはやめようって思う。私は私のフィールドで頑張るからなって。

帰っておいでよ/サイダーガール

何があったって 誰に何を言われたって
僕だけは味方だよ
帰っておいでよ 帰っておいでよ
おなかがへったら帰っておいでよ
君が笑って「ただいま」って言ったら
おいしいごはんを作っておくよ

これは現実と被って、もうそれだけでありがとう、そうだね。
誰になんと言われてもあなたがそこにいるなら私でいれるよって思える。

僕たちの未来/家入レオ

一年後、いや何年後でもいい
星の指す場所に行くのは
信じる心 見つけた笑顔
確かに分かったこと

何年後でもいいんだって、スピードは関係ないの。そこにいくまで前向きに信じていく、もうそれしかないのよ。

Mela!/緑黄色社会

いったいぜんたい
そんなに荷物を背負い込んでどこへ行くの
ねえねえ待って僕にちょっと預けてみては?
信じてばかりの僕と
信じることが怖い君と
どちらが正しいのかなんて
誰にも分からないさ

荷物って全部自分で背負わないといけないと思っていたけど、預けてもいいんだよって、だけど信じたり、信じることが怖かったり、結局は不器用で、現実の世界ってそんなもんなんだ。みんなそんなもんなんだって。じゃぁ自分の好きな方を選ぼう、今日も信じてばかりでいよっかなってなるわけですよ。

できっこないをやらなくちゃ/サンボマスター

君は今逃げたいっていうけど それが本音なのかい?
僕にはそうは思えないよ

今の私のいる環境は、夢に近いと思う。だけど、人的な要因や組織的な要因でもう無理かもしれないと思う日だってなくはない。もうこんなんだったら、違う選択肢、違う人生の方が幸せなのかもしれないと、なっても、心の底では違うんだ。
感情に流されずに、一歩一歩進もうとまた改めて思えるわけです。

全力少年/スキマスイッチ

さえぎるものはぶっ飛ばして まとわりつくものかわして

自分の前に何か立ちはだかっても、それであきらめるような意見なのか?自分で客観的に自分を見つめ直す。やっぱり届けたい、叶えたい。そしたら、役割とか立場とか関係ない。まだまだ若いんだもの、”社会人”で身につけた忖度なんてしてやらない。私はいつだってちゃんとディスカッションできるようにするぞ!と誓い直すのである。

戦いは終わらない/阿部真央

身勝手で無責任な一言に いちいち凹むのは馬鹿馬鹿しい
何を言われても 自分を信じ 何を言われても 貫いて行こう

何度も同じこと言いますけど、私にとってこれがガソリンなのです。

ミラクルをキミとおこしたいんです/サンボマスター

始めるよ 準備はいいかい? やらかすぜ そいつが可能性
悲しむより踊りまくって 奇跡の日々を始めようぜ

私はこれを流して、一緒に涙しながらも見たい風景があった。いつかまた「夢のために生きるんだよ」って話したい人がいる。

chAngE/miwa

今感じることに 素直でいたいの
誰かの思い通りにはさせないわ

大人になればなるほど、ピュアな「夢」なんて陳腐に見えてきてバカにされてしまうかもしれない。でも、ずっと心に夢を抱いてそれを磨きながら進みたい。自分の信じられない、支持できない方向には進ませない。自分の気持ちを大切にしよう。大切にしていいんだって思う。

モットー。/阿部真央

「まぁ、いっか」っておざなりにしてたら何も見えなくなってしまう
自分を知らんぷりするのは楽だけれど 違うだろ?

社会に対しても組織に対しても、いつだって「当事者」でいよう。そう思う曲。

(続きはまた今度)

今日も夢に向かって進んでいたい

自分は「地方格差や貧富の差に関係なく『知ることは面白い』を感じる場をつくって、社会の主体者を増やしたい!」と思っている。
企業に属していたらそんなに簡単に意思決定が進んでいくわけじゃないし、必要以上に否定されることに傷ついたり、自分の言いたいことが伝えられなくて歯痒い思いをすることだって何回だってある。
でも、でも、どんだけモチベーションを下げられてしまうような外的要因があっても、夢だけは信じていたい。明るい未来を望み、社会に対して前向きな姿勢で居続けたものだけが世界を変えられるって信じてる。
大きいことを語っているけど、だって自画自賛する無根拠な自信に自分は救われ生きているから。そしてそんな自分でいれるガソリン曲たちがあるから。

私のプレイリストが誰かのガソリンとして、参考になりますように。


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