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曲から一句(ロックな夜)


きみへ

ごめんねと
置手紙して
名残りの空

初時雨
なみだ隠して
交差点

初雪の
頬にかかりて
溶けてゆく

待っててと
言葉にならず時雨降る

さよならは
熱き胸より
こぼれたる
掬えず笑みて
冬空に消え


戦いは
誰のためぞや
柊の花

黒い雲
国を覆いし
言い訳は
いつもあなたの
為とほほ笑む

チカラには
チカラと煽る
師走の空

遠き国
光る爆撃
凍てる空

きっとある
チカラじゃないもの
山茶花よ

守りたいもの
なんですかって
いのちより ほか
何がある?(初めての都都逸)

書いても、書いても表せない。
溢れる想いを、書ききれない。
拙さゆえの歯がゆさ。
音楽は、そんな歯がゆさに味方する。

ねえ 
お元気ですか?
あの日のあなたは、今なにを見てますか?


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