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蔵書目録 7/19・20入荷分 不思議の国のアリス的な体験、ございますか?



限定プレミアムカバー版!『不思議の国のアリス』

7/19、「不思議の国のアリス」(新潮文庫)を搬入しました。
著:ルイス キャロル / イラスト:金子 国義 / 原名:Lewis Carroll / 翻訳:矢川 澄子
入荷33冊目。

この夏限定・水色にピンクの箔押しが施されたプレミアムカバー。
よいですね。

多分すごく昔に読んでから、ディズニーやティム・バートン監督の『アリス・イン・ワンダーランド』のイメージの方が強くなっていたアリス。
映画のエンディングになった、アヴリル・ラヴィーンさんの「Alice」って曲もよく聴いてます。前に、テレビのスタジオにやじうましに行ったことがあって。

ピアノがドラマチックなかんじで。唐突に音程が変わるのとか、アリスが穴に落ちていくような、めまぐるしいUpside Downなかんじで。
よいですよね。

本の方の記憶は薄れていて、この機会にこのカバーで!と、自宅本棚用にも販売用にも買っておきました。
「このカバーかわいい~」って、手に取ってくださるお客さまを見かけて、ニコニコしています。

アリスをモチーフとしたいろいろは好きな一方で、アリスの体が大きくなったり小さくなったりという部分は、他人ごとではなく怖くなってしまうことがありました。

せっかくだから、聞いておきたいんですけど、

「不思議の国のアリス症候群」
ご存じですか?自分がコレだっていう方、いらっしゃいますか?

棚主は、たぶんコレです。たまに体が巨大化していました。
アニメで描かれているような、体まるごと大きくなるような感じではなく、部分的になります。

体性感覚症状として,手が大きく感じることや
からだや手足が永遠に細長く感じ,
からだの先端を動かすと壊れるのではともろく感じる

不思議の国のアリス症候群:事例報告
 https://jcss.gr.jp/meetings/jcss2022/proceedings/pdf/JCSS2022_P1-004A.pdf

被験者の体験した視覚と体性感覚変容例の描画が分かりやすい事例報告を見て、怖くなっちゃった…

覚えている体験としては…

  • 両脚を前に投げ出して床に座っている時に、下半身が足(foot)方向に向かうほど激しく巨大化。足はちょっとした山ぐらいに大きく、そして、何kmも遠くに離れたところにある。こわい。

  • バイトの面接/研修中、3メートルくらい前に立って話している面接官の方の体がリカちゃん人形くらいに縮む。それを、ドールハウスの窓から覗くようにして、普通サイズの自分が見ている。こわい。平静を装って、その後バイトには受かった。

  • あくのそしきの上司に詰められて泣いてる時、1メートルくらい前の椅子に座っている上司の顔が巨大化、威圧感爆増。あくのそしきの諜報活動の一環で構成員たちはこの症候群を知っているため、言ったらあれこれ追及されて都合が悪そうなので言えない。まじでこわい。

  • 同じものが等間隔でいっぱい並んでいる風景を見ると、遠近感がどうにかなりそうな予感がする。大学の大教室で、机と椅子がすり鉢状に下に向かっていっぱい並んでいるのとか、好きな建物の形だけど、ちょっとこわい。授業とか学祭のライブ利用とかで席が埋まっている状態だと、こわくない。

みたいなかんじです。何かが大きくなったり小さくなったりするけど、距離感も変わるので、視界の中で占める割合は同じ…ってかんじ。
だいたい、緊張したり、ストレスフルな時に起きました。

高校生のころだったか、写真部の同級生に話したら
「それ、気を付けた方がいいよ、統合失調症の人がなるやつだよ」
って言われて、自分がそれだと医者に明言されてしまったらやりきれない気がして、診てもらったりせずにやり過ごしました。

こういうのを見ると、深く考えたくなくなりますよね…


小児科案件らしいし、そのうち無くなるやろ…って… 
…大人になってからは、年に数回くらいでしょうか。そんなに困るほどではないし…
あくのそしきの諜報活動で、奇病難病を調べることがよくあって、この症候群も「ネタ」として扱われたりしていて、資料を読んで、どうやらコレっぽな?とは思いつつ、言ったらめんどくさそうだから言いませんでした。

狩猟免許を取るために診断書をもらうんですけど、「統合失調症や そううつ病、てんかん、麻薬や覚せい剤の中毒者でない」ってことを証明してもらう必要があります。
精神科受診時、恐々、こういうことがあったんですけど…と話してみたら、狩猟免許を取るにあたって問題はないでしょうということで無事診断してもらえたので、ひとまず、必ずしもそういう病気に結び付くものではないようです。たぶん…

ございますか?皆さん、こういう体験…

この病気の由来となった不思議の国のアリスは、ルイス・キャロルによって描かれました。
この病気を提唱したトッド医師はルイス・キャロルが片頭痛を患っていたのではないかと考えていたそうです。
ただ、この片頭痛説には反対説もあって、キャロルが側頭葉てんかんをもともと持っていたのではと考えている方もいるようです

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/3bd5ecec7cf1d5350e622560ed497e60b2d4ebeb

ルイス・キャロルもこの症状を患っていたのか?どっかの子に聞いて知っていたのか?わかんないけど、絵本やディズニー映画みたいな感じではないんです。楽しくはない。
でも、それを、ああいう風に描いてくれてよかったのかなと思います。
お菓子を食べて、大きくなっちゃうとか、楽しいですよね。

棚主がコレかどうか、わかんないですけどね。別の謎の奇病かもですけど。思えば、ここ数年、巨大化とかしてません。大人になったということなのかもしれません。滅多になくなった今となっては、怖おもしろいので、またなんかあったら書いときます。

コレを読んで、自分もそうだったかも!って思った方とか、もしいらっしゃったらどんなだったか教えてください。

”俺の本棚を見ろ!!”(7/19)


豆本 No.0007

7/20、豆本 No.0007を搬入しました。入荷34冊目。

フジロックの写真を10枚集めた、夏祭りの巻再々編集版です。
夏祭りの巻がいちばん売れてますね。どれがよろしかったのでしょうか。

夜なべして作りました


実は神保町には豆本専門の本屋さんもある

知らなかったです、豆本専門の本屋さん!
今度行きます!

この搬入の日に対応してくださったスタッフさま、多分初めてお見かけしたかと思いますが、お召し物が大変お洒落ですてきでした…書生さん、みたいな、ね…やっぱり本にお詳しいんだ、かっこいいですね。

”俺の本棚を見ろ!!”(7/20)


歌画集『100年後あなたもわたしもいない日に』も再入荷しております。
入荷35冊目。
ぜひ、函から出して中の仕掛けをご覧になってください。よろしくね。


そして、先日、カネオヤサチコさんの漫画再録集『月光少年』をお買い上げいただきました。
当棚から布教させていただきありがとうございます。大変光栄です。

「ビーチコーミング小事典」は1階の棚にて
再入荷してましたよ

追加搬入の手配もしており、体が空き次第お持ちしますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

すずらん通りのポポスたち
ボンディのカレーはSOLIDAスタッフさまもおすすめ!

ぜひまた、棚の在るうちに、お越しいただけますと幸いです。



#わたしの本棚 #神保町 #Passage #シェア型書店 #SOLIDA






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