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血虚…クロっぽく、カサカサ、艶がない

『美味し●ぼ』の、

朝食対決で、海●雄山が、

今時分、昔ながらの

「普通の和食」の朝食を

準備しようとすると、

材料揃えるだけで

何千円もかかる…


昔の人の普通の食事が、

今や高級品だ、

というようなことを

言ってましたが、

まったくその通り。 


栄養素

昭和の朝食を作ろうと思ったら、

・・・イメージとしては、

サザエさんちみたいな、和食ですが、

ああいう朝からきちんとした

料理ができるご家庭は、

今やほとんどないと思います。 


「教科書的」な話では、

1000kcalのお食事を摂れば、

5~6gの鉄が摂れる・・・

なんて言いますけど、

それこそ昭和の話。 


今は、幕の内弁当みたいな

食事摂ったところで、

食べ物に含まれている

ミネラル・ビタミンは、

ほとんど期待できません。 


副作用

ところで、

通常の食事で鉄分を摂る分には、

副作用はありませんが、

鉄剤や鉄サプリで摂る場合、

または点滴や注射でとる場合には、

副作用があります。 


それは例えば、下痢や便秘

(どっちが来るかは、人それぞれみたいです) 

吐き気がする人もいますし、

胃がムカムカ(胃を傷めて)

する人もいます。 

また、便が黒くなる人もいます。 


対処法

便の具合に関しては、

ビオフェルミンを飲むと

かなり調子が良い感じがします。


鉄サプリで、

便秘や下痢になる方は、

ビオフェルミンも飲んでみてください。 


ムカムカについては、

胃薬併用か、

食事の後に鉄を摂るように

気を付けるか、


調理器具を鉄なべ、

鉄のフライパンに変える

という対処法が最善です。


ご自分で料理しない方も

多いと思いますし、

あまり簡単ではかもしれません…。 



過剰摂取

一方、

「鉄の過剰摂取」に関しては、

点滴や注射以外では、

心配しなくても良いようです。


 鉄サプリを摂っても吸収率は、

10%くらいらしいからです。


効率よく鉄を摂ろうと思うなら、

ビタミンCを鉄サプリと

一緒に飲むのが良いでしょう。



点滴や注射は100%

身体に入ってくるのですが、

そこはお医者さんが

管理してくださっているので、

かえって安心かと。 



血管もろもろ

鍼灸師的には、

鍼で青タンができる人が

相当多いです。


特に女性はほとんど。


鍼灸の鍼は、めっちゃ細く

髪の毛ほどのものです。


鍼で青タンができるのは、

鍼がヤバいんじゃなくて、

その人の栄養状態がヤバいです。


お年寄りが

ぶつけた覚えもないのに、

青タンができると言ってるのと

近い状態にあります。 


つまり、漏れやすい血管・・・

関西弁で表現すると、

「血管がもろもろ」

ということです。



 血管が老化しちゃってますので、

その影響は全身に、

とくに皮膚や髪に及びます。


血が少ない人は、スリムだけど

みすぼらしい感じで

洗練して見えなくなっちゃいます。


そういうのを血虚、と

東洋医学で言うんですけど、

「肌がくすんで、黒っぽくなる」

といわれてるんです。


あなたの身近にも、

そういう人、いませんか?

大体胃弱ですよね。


鉄とタンパク質不足で

胃弱になってるんで、

いざ鉄、摂ろうと思っても、

最初なかなか胃が受け付けず

苦労します。



タンパク質と鉄を

同時にしっかり摂るように

していただきたいです。

  #老化はだいたい血管からはじまる  


当院の患者さんには、

ほぼ全員に鉄とプロテインだけは

「最低限」として

摂っていただいていますが、


めっちゃ元気になっていますし、

肌も髪もきれいになってます。


調子に乗って、

「もしかして、鍼しなくても、

鉄とプロテインだけでも良かったかも」

← なんて言ってる

患者さんもいるくらい(それはない)



青タンもできなくなるので、

鍼するとき、

鍼灸師側も安心ですし。


栄養にはすごい力があります。


鍼と栄養、

どっちか片っぽじゃなく、

両方だと、

一方だけやるより、

倍早く治る感じです。 


遠方の方は、

せめて栄養だけでも

しっかり摂ってみてください。 


栄養(プロテイン+鉄)だけでも、やらないよりはずっと、ずーーーっと良いです。


鍼灸院ホームページ

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