見出し画像

コミュニティづくりの3つのステージとは?成功のポイントを紹介!


ひとり起業家が自分のビジネスや情報発信を伸ばすために、コミュニティづくりは大切な要素だと考えています。

ぼく自身も、コミュニティ作りやコミュニティ活動に取り組み、『人はなぜコミュニティを作るのか』という本を出版しました。


コミュニティについて、最近読んだ本があります。それが『人生を変える最強のコミュニティづくり』。

この本は、コミュニティづくりの専門家である著者が、一般の人が「最強のコミュニティ」を作るために書いた教科書です。この本では、「つながり」の本質やコミュニティの設計方法、運営方法、スケールアップ方法などが詳しく解説されています。




この本を読んで、コミュニティづくりに関する新たな視点や気づきを得ました。今回は、その中でも特に印象に残ったポイントをシェアしたいと思います。

コミュニティづくりの3つのステージ

コミュニティづくりには3つのステージがあります。それぞれに必要なことや注意点が異なります。

プレ期

この期間は自分1人で大枠を設計して基礎を作り土台を整える期間です。コンセプトやゴール、KPIなどを決めます。コンセプトとは、「だれに、なにを、どのように」提供するかということです。物事を3つの要素にまとめるとわかりやすくなります。

スタート期

この期間は創業メンバーを集めて運営に必要なことを整え、運営を始める期間です。コミュニティオーナー自身が率先して動き、メンバーと誠実に向き合います。基本的には無料コミュニティとして立ち上げます。理由は、参加のハードルが低いからです。会費とは別でキャッシュポイントを作ります。

スケール期

この期間はコミュニティで実現したいことを叶える期間です。改善やバージョンアップしながら継続します。自走するコミュニティにすることが重要です。自走するコミュニティとは、メンバーが主体的に行動し、フラットな組織形態で、属人型ではなく標準型で運営されるコミュニティです。

コミュニティを成功させる第一歩

コミュニティを成功させるためには、まずオープン1ヶ月で100名のメンバーを集めることが大切です。理由は以下の通りです。

ネットワーク効果

人が多いほどコミュニティの価値が高まります。メンバー同士の交流や情報交換が活発になります。

エンゲージメントの向上

人が多いほどコミュニティの盛り上がりが高まります。メンバーが参加意欲や貢献意欲を持ちます。

モメンタムの維持

人が多いほどコミュニティの勢いが高まります。メンバーが継続的に関わりたいと思います。

100名のメンバーを集めるためには、口コミで紹介されることが効果的です。口コミで紹介されるためには、アンバサダーマーケティングという手法を使います。アンバサダーマーケティングとは、コミュニティのファンやリーダーとなるメンバーを育てて、彼らに自信を持って紹介してもらうことです。そのためには、コミュニティの質やアクティブ率を高めることや、メンバーと常に誠実に向き合う姿勢が必要です。

コミュニティが提供する価値

コミュニティが提供する価値は、大きく分けて4つあります。それぞれについて説明します。

情報

コミュニティでは、自分の興味や関心に関する情報を得ることができます。また、自分の知っている情報をシェアすることもできます。情報は、知識やスキル、アイデアやインスピレーションなど様々な形で提供されます。

成長

コミュニティでは、自分の目標や夢に向かって成長することができます。また、他のメンバーの成長を見ることや応援することもできます。成長は、挑戦や学習、フィードバックやサポートなど様々な方法で促されます。

つながり

コミュニティでは、自分と同じ価値観やビジョンを持つ人とつながることができます。また、自分と異なる視点や経験を持つ人とつながることもできます。つながりは、交流や協力、共感や信頼など様々な感情で深まります。

報酬

コミュニティでは、自分の貢献や活動に対して報酬を得ることができます。また、他のメンバーの貢献や活動に対して報酬を与えることもできます。報酬は、お金や物品、称賛や感謝など様々な形で表現されます。

これらの価値を提供するためには、コミュニティに参加するメンバーに対して、先にgiveすることが大切です。

giveとは、情報や成長、つながりや報酬などの価値を提供することです。giveすることで、メンバーは信頼や感謝を感じます。そして、そのgiveに対して、自然と返したいと思うようになります。これが、コミュニティの循環を作る原動力になります。

ステージアップの必要性

コミュニティづくりは、一度作ったら終わりではありません。コミュニティは、常に変化し続けるものです。市場やニーズ、環境や技術などが変われば、コミュニティもそれに合わせて変わらなければなりません。変化しなければ、コミュニティは衰退してしまいます。

コミュニティを変化させるためには、ステージアップする必要があります。ステージアップとは、コミュニティの規模や内容、形態や目的などを進化させることです。ステージアップすることで、コミュニティは新たな価値を生み出し、メンバーの満足度やエンゲージメントを高めます。

ステージアップするためには、ビジョンを達成するためにコミュニティを進化させ続けていく責任と覚悟が必要です。

ビジョンとは、コミュニティが目指すべき未来の姿です。ビジョンを起点に逆算して「今やるべきこと」を見つけていくことが大切です。これをバックキャスティング思考と言います。

まとめ

以上が、『人生を変える最強のコミュニティづくり』という本を読んで学んだことです。この本は、コミュニティづくりの基本から応用までを教えてくれる素晴らしい本です。

あなたも、自分のビジネスや情報発信を伸ばすために、コミュニティづくりに挑戦してみませんか?

広報と情報発信の専門家としてコミュニティ作りのサポートをさせていただくことができます。

左脳マップでコミュニティ作りをサポート

左脳マップというフレームワークを活用して、コンセプトメイキングであったり、ビジョン・ミッション・バリューの明確化。さらには、具体的な構築の仕方もサポートしていきます。

左脳マップについては、こちらもチェックしてみてください。

この記事が参加している募集

わたしの本棚

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?