note4:ゲームの企画書のフォントと画像

ゲーム業界歴10年目、ディレクターをやってます。
複数回に分けてゲームの企画書を書く時に大切にしている要素を伝えていきます。前回は、企画書に載せる文章について、言語化能力の話を書きました。

今回は、フォントと画像について、書いていきます。

フォント
・業務では、標準フォントしか使わないです。
自分以外のメンバーが資料を調整する際、表示崩れが起きてしまう為です。コンペティションの場合は、標準フォント以外も使います。

・就活用では、PDFで提出するのであれば、企画の世界観に会ったフォントを探しましょう。ただし1つの企画書で複数のフォントを使い回す場合は、見出し、本文など、用途を決めて使いましょう。

フォントカラー
・業務では、黒だけ使います。まれに赤や灰色を使うこともあります。作業速度優先ですね。
・就活用では、最大でも3色までにし、全ページ共通の、明確な、ルールを決めてから使いましょう。
 ・ページによってフォントカラーのルールがバラバラ
 ・多くの色を使っていて、可読性と、情報の優先度がわからない。などがよく見られます。

フォントサイズ
・業務も就活もどちらも、フォントカラーと合わせて、全ページ共通の、明確なルールを決めて使いましょう。また、私の場合、1つの企画書で使うサイズは多くても2~3に絞るようにしてます。カラーと同じように、可読性や情報の優先度を明確にするためです。

画像
・業務も就活用も共通して、企画概要とは異なる雰囲気の画像は、極力いれないようにします。たまに、色々なテイストの画像が企画書にちりばめられており、どれが狙ってる世界観なのかわからなくなります。
非デザイナーにとって、イメージに合う画像が都合よく無い場合がほとんどですが、基本、画像加工や編集を行うか、デザイナーの手を借りる場合もあります。

・企画書に、ゲーム画面を載せることがあります。ゲーム画面をオートシェイプ(図形)だけで表現している企画書を見ると、他の要素がかなり優れてないと、ネガティブな印象で受け取られます。
また既存ゲームの画面をそのまま載せているケースもありますが、これはオートシェイプよりもさらにネガティブな印象を受けます。
*オートシェイプを使うこと自体がNGなわけではなく、「伝える」ことに対して、時間をかけてない。なと、受け取られてしまわないように留意したいところです。

今回のノートはここまで
-ゲームの企画書を書くときに大切にしてること
 ー企画書作成の目的 ←ここは、note1
 ーページ構成 ←ここは、note2
  -言語化能力 ←ここは、note3
 ーフォント ←ここまで
 ー画像 ←ここまで
 ー作成時の具体的な手順 ←次回予定
 ーよくある個人的に△な企画書

次回は、各noteの内容をさらいながら、
企画書を作る際の、具体的な手順を書いていきます。

余談
ページ構成と同じくらい、フォントと画像が綺麗に整理されているかは、企画書を見るときの大きな要素です。書類作成能力。大切です。
もちろん、企画内容が伴っていることが大前提です。

以上

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