ケニアのコーヒーロースターとつくる、デカフェの穀物茶、開発前進中。
ニッチな加工品を多種生産する弊社で、
商品開発は代表の私の大役。
原料 、技術や設備利用 、パッケージ 、市場
全部がバランス取れるアイデアを実現させる仕事なので、
社内では本当に私しかできないし、私がやるべき仕事。
名産品が全然ない、どうしようもなく貧困地域の
「どこにでもある」作物を「欲しいもの」に変えていくため、
数打てば当たる戦法で作りまくっている。
小規模農家に対して「市場あるから作りなさい」ではなく、
生物多様性の美しさを邪魔せず「すでにあるもの」を利用するのが美学。
(経済的な合理性はないから、大変だけどね?!でもそれを貫かないと、私この仕事やらないでいいです、ってくらい大事な哲学なんです)
多種の商品開発って、設備投資とかどうするのって思うかもしれないが、
別に自社で設備を持たなくても、
大手企業や公的機関で委託製造して自社ブランドにすることは可能で、
大ヒットするまでは、多少生産コストが高くても委託か賃借りすれば良い。
とにかくうちが死守しないといけないのは、
「誰の作った原料を使うか」と「ブランド」。
Value additionのその他の要素は、
使えるものは使いまくるのが私たちの方針。
ということで、今開発しているのは、
コーヒーロースター大手に委託製造して自社ブランド化する、穀物茶です。
主に、大豆と、ソルガム(たかきび)。
大豆茶は、デカフェなだけでなく、特徴的なアロマがあり、
好きな人は香りに癒されることも特徴になる感じ。
妊娠中の方や、睡眠前のお茶としていける。
めっちゃニッチだけど、
飛行機輸出からもスタートしやすい軽さで、利益率も高いので、
ケニア国内市場も先進国市場も両方目指すことができる。
こういうブランドは、別にアフリカから別のアフリカに輸出しなくても、
各地でValue additionまで出来たら理想だなと思ったり。
で、昨日の大手コーヒーロースターさんの工場で実験したのですが。
感想。家のロースターやグラインダーやらで焙煎大豆を粉砕するのとは、
全然品質が違う…..
もちろん家で実験して課題を把握の上企業に実験を持ち込んだのは良かったけど、こんなに品質変わるんだなって感じです。
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