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『デザインや建築、経営・独立についてきいてみたの巻』

第7回をむかえる今回お話をきいたのは、同じ大学院に通う同級生の小林さんでした。小林さん、参加者の皆さまあらためてありがとう😊

https://www.iiii-ds.com/
→小林さんの会社のかっこよいホームページ、ちぇけら◎

■はじめに/建築業界について

全国にある建築事務所の数は約11万。
(コンビニの数が5万8千。スナックは約10万)
建築士も高齢化しており50代が多く、中には70代の方もいらっしゃる。長時間労働などの労働環境により20代の担い手が少ないというのが現状景気に左右されやすい業界。例、オリンピック、保育所など国からの要請

≪小林さんからの学び3つ≫

■①運の強さについて/ポジティブに捉える力、最強説!

このマインドはオススメ&ぜひ身につけたい👍

小林さんは37歳でとくに受注案件もなく、顧客見込みもなく、同時に結婚という大プレッシャーの中、独立されます。ギアの踏み方の思い切りの良さ!

あるのは「思いの強さ」と「運の強さ」という潔さだけだった
・思いの強さ…20歳ときにバックパッカーをしたヨーロッパで決意した建築家になる夢
・運の強さ…なぜか自分が運がいいと思い込んでいる

小林さんに「なぜ運が強いと思えるか?」と質問したところ

「ヨーロッパの有名な事務所で働けることが決まっていたが、入国手続きがうまくいかず働けなくなり、貴重なチャンスを逃した(その当時ロンドンで爆破テロがあり、外国人の入国が厳しくなった)というような困難や挫折があっても、結果としていい方向に人生が向かっている。全く根拠はないが、なぜか思い込んでいる」
という回答。その長期的にポジティブに捉えて変えていく力に脱帽。捉え方とご自身の行動と実績で示しているそのロックな姿勢に、【ポジティブに捉える力、最強説!】を唱えたいと思います👏👏
ポイントは根拠なくていいけど、根気はいる。すぐ答え欲しがってはだめ。長期的に捉える

■②デザインに正解なし/まるで人生の如し

どんなにつくり手が最高のデザインが出来たとしても、良し悪しはお客様の主観。受注が出来なければ全く評価されない。そこで小林さんはお客様の深層心理を基に、デザインをすることに

ときには禅問答のようなお客様とのやりとりを繰り返して、自分がデザインしたいというこだわりを抑え、デザインにプロも素人も関係なく、いいアイディアあるし、想像力が刺激されることがある。その可能性を信じることに決めたとのことです

このことをちょうど小林さんが建てられたお家を見学に行った際に目の当たりしました👀

上記ホームページに掲載の「世田谷の住宅」です◎

広々とした人が集まりたくなるベランダやハンモック、至るところに設置された電源、白を貴重としたリゾート高級ホテルのような内装、猫の通り道、ルンバの待機場所、ワクワクするガレージ、浸かりたくなるお風呂…など入居前のお家でしたがそこでの温かな楽しい生活がイメージできました。きっとそれはお客様の深層心理をしっかりくみ取ったデザインをベースに、確かな信頼関係に基づいた素敵な空間が具現化されているからだなーと、小林さんの解説付きで出来上がるまでの物語含めて堪能させていただいた大満足な見学ツアーでした😊(実は2回行った♪)

デザインだけでなく正解がないことってたくさんあると思うんです。でもその中でどう前提を置いて、どう答えを導くか、なぜその答えなのかというそこを描く力、まわりと一緒に導く力が今問われているのではないかと最近とくに考えるようになりました

そしてもちろんその難易度の高さを具現化している小林さんカッコ良すぎです。※謙虚な方なのでヒアリング、フィーリングでこちらからガシガシ聞き出して感じた感想でございます

■③自分の脳みそに麹を入れておけ。そのうちアイディアが発酵するぞ

これは小林さんとのやり取りでわたしが好きなフレーズです。コロナで飲食店や商業施設の建設減、住宅の建設増など外部環境も変わっていく中で、大学院の学びを取り入れつつ、新しい仕掛けを常に考えてらっしゃる小林さん。そこにはピンチをチャンスにするポジティブマインドとアイディアを発酵させる柔軟な思考の持ち主の方なんだなと◎

熱く語るそのお姿に「たくさんお話きけてうれしい」とお伝えすると「普段あんまり需要ないから熱がこもっちゃった」とたまに毒づくおちゃめな小林さんもまた面白かったです😘

以上

ありがとうございます◎

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