手綱を強く持とう

久方ぶりの帰還である。

先週は飲み会が3回発生し、完全に日記執筆から離れてしまった。執筆習慣を開始して最大の空白期間。生活リズムとコンディションは下限に落ち込んでいる。体重にいたっては、ここ4~5年で最大値を計測している状態だ。

やはり、飲酒はトータルの利益ではマイナスと言わざるを得ない。その瞬間は楽しいことが多いし、無理やり引っ張り込まれている訳ではないのだが、終わった後の後味はあまり良いものではない。気分も体調も。

無駄に長居してしまっていることも、後味の悪さにつながっている。1軒でサクッと帰宅すればよいものを、その瞬間の楽しさ・快楽につられて、帰宅が深夜になることが続いた。これは、僕の明確な悪癖である。長期的な視点から目をそらし、その場の「楽」に流れてしまう。時間割引率が高い思考。

人生において決定的な差を生むポイントだと思う。将来・長期的な利益にどれだけフォーカスできるか。それとも「現在」の利益に溺れてしまうのか。もちろん、たまには楽もしてよいし、怠惰もゼロにはできない。しかし、「未来」より「今」の利益、いや「楽」「快楽」が適切かな。そちらに流れてしまう「習慣」がしみ込んでしまうことは避けなければならない。

人間だれしも放っておけば、楽をする。怠ける。その本能を制御できなければ、長期的には人生の利益・資産(もちろん金銭的だけではなく究極的に広義の意味だ)が目減りすることは明白だ。自分の脳の本性に対して、意思をもって手綱を持たなければ、暴れ馬に人生をジャックされてしまう。少なくとも先週は、手綱から手は離れ、ただただ振り回されていた。これでは気付いたら人生が終わっていた。なんてことになりかねない。握力強く手綱を持ち、遠く前方に視線を移し、ゴールに向けて走らなければいけいないね。

いつでも立て直しはできる。落馬さえしていなければ。

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