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りんご農家の大変さ、シナノゴールドと共に|グルメ

りんごの産地として有名な長野県には、オリジナル品種が数多くあります。その中で先陣を切り開いている3種のりんごが存在し、りんご3兄弟®と呼ばれています。

このりんご3兄弟®は、秋映、シナノスイート、シナノゴールドから構成されます。

わたし的には小さいころ(記憶では中学生)に食べたシナノゴールドの美味さがかなりの衝撃で。いままで食べてきたりんごとは全く別物の美味さ。爽やかな甘さなのか、ジュワッと果汁感なのか、シャリっと食感なのか。具体的な何かは分からないけどとにかく五感に刺さる味。品種の違いをはじめて認識したできごとでした。

それ以来、シナノドルチェを加えたシナノシリーズ4種には一目を置いています。

今年9月、長野に遊びに行く機会があり、秋映に出会いました。そういえば9~12月はりんごの時期だな。今年はシナノシリーズを全制覇してみようと、ゆるっと決意しました。

そして先週末シナノゴールドを食して、無事ビンゴ達成・・・のはずでした。

今朝、シナノシリーズのことを改めて調査すると、なんとシナノシリーズって4種類だけじゃない。まだまだたくさんあるではないか!えーまじか。浅はか過ぎた。地味にショッキングなできごと。

ほかに登録品種になっているのは、シナノレッド、シナノピッコロ、シナノホッペ、シナノブッチ、シナノリップ、高嶺、リンゴ長果34。

りんごビンゴカード(シナノシリーズ)

しかも大半は今年の収穫時期を過ぎてもう流通しないものが多いこと。りんごビンゴ失敗した。カードゲームでUNOを言わずにあがろうとして、ドロー2引かされた気持ち。

仕方がないから、シナノシリーズりんごビンゴは来年にまたゼロから仕切り直そう。

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りんごビンゴ制覇のはずだった最後の種類、シナノゴールドを食べて思い出しました。

わたしがまだシナノゴールドの味を知る前、情熱大陸のような番組でりんご農家を特集していた時のこと。りんごを赤くするために、地面に反射板などを敷き詰めて、ひとつひとつのりんごに全面に太陽光を当てている映像。りんごは赤いのが当たり前だと思っていましたが、農家さんの人手間がなければ全面真っ赤なりんごにならないという事実。

自分の当たり前は、実は当たり前じゃない。小中学生ながらに少し悟りを開きました。

そしてシナノゴールドに出会った。美味い。しかも黄色い。りんごは赤くしなくても美味しいってことは、農家さんの負担が軽減されるんじゃないか。

シナノゴールドのあの黄色さには、葡萄のように袋をかぶせ遮光する手間があるのか、木になりっぱなしで手間がかかっていないのか、は分かりかねます。でも従来のりんごの生産方法とは違う革命的な品種だと想像します。シナノゴールドにはりんご生産の未来がかかっている気がする。

シナノゴールドの味と黄色さが理由で、出会って以来ずっとぞっこんです。収穫時期は10月下旬~12月中旬なのでまだまだ楽しみたいな。

※特許関連の本を読んだので、登録商標®と登録品種に拘りました。また今後ご紹介します。

おわり。


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