美女と野獣は実はいい?~「花束みたいな恋をした」より


先日「花束みたいな恋をした」を妻と鑑賞しました。そこで見出した「美女と野獣理論」についてご説明したいと思います。
注:ネタバレあり
(完全に持論です、検証も科学的根拠もありません、当てはまらない関係性おみえだと思いますので、こんな意見もあるというふうにとらえてもらえればありがたいです。)

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「花束みたいな恋をした」とは?



「花束みたいな恋をした」というお話は、すごく似た趣味の大学生2人が偶然出会い、付き合い、結婚し楽しくて楽しくて仕方ない毎日を送っていたところ、就職をきっかけにすれ違い最終的に分かれるというお話です。
この映画をみた私は美女と野獣を突如思い出しました。
「花束みたいな恋をしたに出てくる2人より、意外に美女と野獣のように全く違う2人のほうがうまくいくのでは?」
と思うわけです。

 似ているものほどすれ違いやすい


似ている2人が付き合っている場合、急な変化に弱いのではないかと思います。
なぜなら、2人が似ていれば、似ているほど、変化に気付いてしまうからです。
「昔はこんな感じじゃなかったのになー」
「なんか変わっちゃったなー」

こちらは、ほぼ合わさっている2つの円を想像していただければ良いと思います。
趣味嗜好が一緒なので、円が重なっている状態です。
しかし、少し変化が起きて、円がずれてしまうと、違いは明らかにわかってしまいます。

 美女と野獣は意外にうまくいく


 
美女と野獣理論というのは、ディズニー映画にも存在する映画です。全く対局にいるような存在の美女と野獣が次第に惹かれ合っていき、恋に落ちていくというお話です。
私と妻はまさに美女と野獣のような存在で、美女と熱血、猪突猛進キン肉マンという構図になっています。

一方、美女と野獣の方はというと、少々の変化があったとしても、その変化には気づかないと思うのです。
円はもともと位置がずれたところに存在しています。
そのずれた状態から円が少し、右に行こうが、左に行こうが少々の動きは目に付きません。
結婚や同棲、ともに生活していくにしたがって、その円を近づけていくのです。
ですから、より関係性は向上していきます。すなわちより仲良くなっていくということです。
美女と野獣ですから、もともとは趣味、嗜好は別々かもしれません。そこで、共通の趣味や楽しみを見つけるとより楽しくなっていくのではないかなと感じます。

感想


妻はこの2人をみて、
「話し合いはなかったのかな?話し合いをすればよかったと思う。」
と言っていました。
夫婦に話し合いは必須であり、もともとは違う人生を歩んできた2人。
寄り添う、お互いに歩み寄るというのが、どのステージにいても必要なのです。

私は、
社畜の思考に洗脳されている」と感じました。
興味の減退があり、うつ傾向ですよね。

うつ傾向かどうかを知るためには2つの質問に答えるだけで大丈夫です。
PHQ-2といいますが、
「興味の減退がありますか?(もともと興味を持っていたものに興味が持てなくなった)」
「抑うつ気分 気分が沈み込んだり、憂うつな気分になったりすることがありましたか?」

うつ病の人97%の人がいずれかの質問に当てはまります。
この質問に該当しただけで鬱と診断されるわけではありません。
燃え尽き症候群は一時的な抑うつ状態とされ、急性ストレス反応とされています。
燃え尽き症候群もこの質問には該当すると思いますが、一時的な反応。
ストレスがされば解除される状態です。

この質問に該当し、うつの可能性があるなと感じる方は病院の受診をおすすめします。

主人公はこの興味の減退に確実に当てはまっていますよね。
もはや正常な思考ができていなかったが故にすれ違ってしまったのではないかなとも思いますが、ズレに敏感なのは似ている2人だからという可能性はあります。

私は以前の記事でもバーンアウトのハイリスクであると自覚していますが、妻にはよく、この2つの項目のいずれかに引っかかりそうだったら、病院に連れて行ってねと言っています。
一旦その沼にハマってしまうと、自分ではなかなか抜け出せないと思うのです。
ですから、妻という外部の目も置くようにしています。
自分では気付けないときもありますからね。

以上、美女と野獣は実はいいんじゃない?
という持論でした。

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