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しんどい時期

振り返り ⑱
2021/06/中旬

こうやって振り返ってみると
行き渋りから五月雨登校のこの頃
一番しんどかったなぁと思う。

夫もわたしもどうしたらよいのかわからず
息子は不安定で理由もなく荒れる日もあった。

ひとつ大きな変化は
「サッカーやめたい。全部やめたい。お父さんもお母さんも(チームの)お手伝いいっぱいしてくれてたから言えなかった。前からやめたかったけど言えなかった」と言い出した事。

この事がその場逃れだったのか、本心だったのかは今でもわからないのだけど、
これがキッカケとなり夫と話す機会が増えたのは事実。
家族がなんとなく同じ方向を向いた感覚。

学校へは3時間目くらいから行く事が多かった時で、
なぜか1日だけすんなり行けた日があった。
朝起きた時も登校前も登校後も頭痛が起きず、靴をはいて、毎日届く宿題のプリントの何枚かを手さげに入れて登校した。

(行ける時は手ぶらで裸足でサンダル履きで登校していたから)

今までのわたしなら「頭痛くないの?」なんて余計な声かけをしていたはず。
いろいろ悩んで学びもあったから、言葉に発する前に飲み込んで考えるようになっていたわたし。

黙って見守った。
黙って見守れた。

給食を食べて掃除もして
久しぶりに楽しそうに元気だった。
「一回も頭痛くならなかった」と嬉しそうに話してくれた。

この週末、
監督から直々に
「ぽん太郎、おまえの声が必要やねん。待ってるから。いつでも待ってる」と連絡があり、
やめたい!と言った気持ちが揺らいで
素直に「うれしい!」と言っていた。

残念な試合の結果や、こども達を乗せていく車が足りないという嫌でも入ってくるサッカーの事が気になりつつも、
車で30分くらいの海岸へドライブして
キッチンカーで食べたり飲んだり、
海に足をつけてキャッキャ言いながら
一緒にいっぱい深呼吸した。

こんな時間過ごしたの久しぶりだったなー。

どこで見たのか手帳の端っこにこんな事書いてある。
【どんなに悔いても過去は変わらない
    どれほど心配したところで未来もどうなるものでもない
    いま現在に最善を尽くすことである
    松下幸之助 】


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#別室登校 #付き添い登校


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