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一瞬で崩れた信頼感

2021/06/21
振り返り ⑲

小1の頃から通っていた医療センターの栄養指導。

(今思えば必要だったのか···給食のおかわり我慢したり、モリモリ食べたい時期に小さめのお茶碗にしたり)

ベテランの管理栄養士さんが担当で、月1の通院。
5月の受診の時に学校をおやすみしている事は息子が伝えていて、
察知した先生は「給食だけでも食べに行っておいでー」「うん」とやりとりがあった。

1ヶ月経って学校に行けてない事を知った先生は突然入院をすすめてきた。

え!?

*入院して食生活を管理して体重コントロール
*院内学校で勉強もできる
*生活のリズムも整う
*小3の時にこのセンターで入院手術(眼科)の経験があるから入院生活の流れはわかってるはず。そこに学校が追加される感じ

こんな話だったと思う。

突然の話にわたしも驚いたし、息子本人が一番驚いて大きなショックを受けた。

どんなにひどい頭痛でも倦怠感でも自分が病気の認識はない。

そこに追い討ちがきた。
「ぽん太郎くん、わかってると思うけど、学校は義務教育だから教育を受ける義務があるねん。ぽん太郎くんは学校に行って勉強するのが仕事やで」って。

息子が心を閉ざした。
一瞬で空気が変わったのを感じた。

わたしは言い返す気力がなくどうすることもできなかった。

義務教育の義務は親にある。
教育を受けさせる義務。
こどもにあるのは教育を受ける権利。

こんな事わたしでもわかってる。
正確には不登校になってから知ったけのだけど、どんなに知識があっても、知識があるのは専門分野だけなんだなって思った。
この時は学校に行くのが正解だと思ってたから親寄りの考えでありがたいけど、そうじゃないよね。
今はこどもに寄り添う時だよねって。

行きたいけど行けないねんて苦しんでる息子に
入院して体重コントロールしながら勉強もできるし一石二鳥じゃん的な考えに
もうここに来ることはないなって思った。

その後の会計とかどうしてたのか記憶はない。
息子は限界だったんだろう。
車に戻った途端に泣き出して叫んだ。

なんであんな事言われなあかんねん
学校行きたいけどなんで入院になるねん
意味がわからない

その後もなにか叫んでた。
気が済むまでそのままでいた。

泣いて叫んでスッキリしたのか
腹減ったと言い出して回転寿司に行った。

我慢しなくていいよ
好きなだけ食べていいよってわたしにできる事はそれだけだった。

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#付き添い登校 #五月雨登校 #選択の自由 #多様性


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