読まなきゃダレも傷つかない【予測編】


◆戦争のない世界の造り方

まあ大前提として、『戦争』なんてどんな言い訳をしたって、ただの人殺しでしかないんだから。
 それどころか本当に“ただ生きているだけ”で何の罪も犯していない人間以外の生物も、動物も昆虫も植物も、大地ごと殺して最悪の場合は絶滅すらさせてしまうようなものになってしまっているんだから。

だから『戦争』自体を世界的な『犯罪』とすべきだと思うんです。

まず戦争を始めた国を、世界中のその他の全ての国の総力を持って罰する。
 もし二国間が争って、同時に始めたのなら二国とも。

そして戦争を始めた国の財産や資源は、それ以外の国で仲良く分配する。
 その国の国民は、奴隷に……とはせず。戦争を始めた国以外のどこでも、好きな国を選んで暮らせるようにする。

もしくは、戦争を始めた○○国の野党など、戦争を始める事に反対していた政党が治める、“新○○国”の国民とする。
 戦争を始めた国が罰された後も、形として残っていた場合だけれど。
 
 これが国際法としての全人類の共通のルールになれば、もう誰も『戦争』なんてものを起こして、どこかの領土や資源を欲しがったり、自分の支配欲や名誉欲を満足させようとはしないだろう。
 自滅が免れないからといって、自分が死ぬ間際にわざとを全世界を巻き込んで破滅させてしまおうという、よほどの馬鹿でない限りは。

だから、私のファンタジー小説、『眠虎の民‐ネコノタミ‐』の世界では、もう『戦争は存在しない』という設定になっています。
 それも今の地球のような、過去の人間たちの愚かさから学んだから。

何世紀もかけて進化してきたはずの生物が、まだ破壊と暴力から抜け出せないでいるなんて、本来なら冗談だとしてもありえないくらい。
 今の地球の状態の方が、どんな架空の世界よりも残酷な、悲しいまでに馬鹿げた嘘みたいなお話のように感じます。

棍棒で殴り合ってる原始人の方が、他の命を巻き込まないだけまだマシだった。
 今起きている戦争は、人間が猿以下の存在で終わるのか、それともこれを最後の試練として人類全体の大きな進化として乗り越えるのかの『最後の審判』の最終試験なのかもしれません。

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