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【エッセイ】メフメト2世が教えてくれた。
*今回のカバー写真は私の写真です。
「城塞ルメリヒサルと第二大橋とボスポラス海峡と海に飛び込む人」
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以前、紹介した歴史についてオタクが熱く語る COTEN RADIO。
以前のnote☟
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ここ数回のお題は「オスマン帝国」。
トルコ在住の私は当然かじりついています。
前回のYouTubeは、正にクライマックス「コンスタンティノープル陥落」の回でした☟
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私は「歴史好き」というより、「歴史から現代を見るのが好き」です。
今回のYouTubeからだけでも、学びがザクザクでした。
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ウルバンの巨砲
ハンガリー人キリスト教徒ウルバンが作った巨砲。
敵側に売り込んで拒絶されたウルバンを採用。
異国人、異教徒であることなど気にせず、アイデアの新しさ・技術力を重視。
投資を惜しまず、ウルバンに最高の巨砲を作らせた。
反対者が多くいたが、自分で決断。
ウルバン砲
— オスマン帝国bot (@E_ottoman_bot) September 2, 2020
コンスタンティノープル攻略の秘密兵器。現代風に言うと630mm砲。
難攻不落を誇ったテオドシウスの城壁を打ち砕いた。因みに製作者のウルバンはキリスト教徒。最初ビザンツに売り込んだが投獄されオスマン側についた pic.twitter.com/9O2H576csD
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オスマン艦艇の山越え
テオドシウスの城壁はウルバン砲をもってしても破ることができず、海からの入り口である金角湾の入り口は鉄の鎖で封鎖されていて船が入れない。
追い込まれたメフメト2世は、船を陸から運んで金角湾に入れるというとんでもないアイデアを思いつき実行する。
艦隊の山越え
— オスマン帝国bot (@E_ottoman_bot) September 2, 2020
鎖で金角湾(首都周辺の海)を封鎖したビザンツ側に対してメフメト2世は山に丸太を並べその上に艦隊を滑らせて運搬するというとんでも案を考案。艦隊は金角湾に侵入し、首都攻略が早まった。 pic.twitter.com/jfrhuT50lQ
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金角湾に入り込んで海からの攻撃も加える事で、相手の守備が手薄になったのを機に壁を越えて入り込み、遂にコンスタンティノープルを陥落させた。
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私の学びは☟
ダイバーシティ: いいいものは外からでもなんでも取り入れる。
VCスピリッツ: 可能性を信じたら周りの反対を押し切ってでもそれに賭けて投資する。
火事場の馬鹿アイデア: 追い込まれたら開き直る。常識にとらわれず、子供のような柔軟な発想で、状況をひっくり返す。
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コンスタンティノープル陥落については、塩野七生さんの名作☟も最高です。
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