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私のキャリアは「プロティアン・キャリア」

以前「働き方デザイン」の著者大嶋祥誉さんのお話を伺う機会があったのですが、その際に

「プロティアン(変幻自在)なキャリアを歩んでいる人は、意識的にせよ無意識にせよ、必ずそこに『戦略』がある」

とおっしゃっていました。

それを聞いて「戦略ーー??そんな立派なの持ってたかなあ・・・」と思っていたんですね。

でも、今までの自分の経歴を思い返して気づきました。

私、戦略持ってました!!

今まで、私自身は自分のキャリア(経験)は

「なんとなく、ここまで来た」

「とはいえ、適当ということでもない」

「でも、別に『戦略』とかはないなあ・・・」

と思っていました。

でも、私自身は私なりに満足のいくキャリアをここまで創ってきたと思っていて、田中研之輔教授の著書にある「プロティアン・キャリア」を築いてきたと思っています。

(現に、田中教授にも「プロティアン」とお墨付き頂いています♪)

そして、昨日の記事を書きながら、気づきました。

「あ、私『戦略』持ってたわ」と。

私のキャリア(社会人経験)

ちなみに、私のキャリアはすごくざっくりいうとこんな感じです。

1社目 大企業(12年間勤務)

①コールセンターオペレーター

②コールセンター運営
③業務改善、組織改革
<ここで社会人大学院に通学>
④(子会社にて)経営企画、経理

<出向期間が終わって、本社に戻ってもなあ・・・と思い、転職を決意>


2社目 ベンチャー企業(1年半勤務)
経営企画
いずれ上場準備の予定
しかし
入社半年後にリーマンショックが起き、休業による給与半減ののちリストラ

無職 4か月

3社目 ベンチャー企業(7年間勤務)

①総務
②上場準備
③IR(投資家向け広報)

起業

こんな感じです。

なぜ、そのキャリアを選んだか?

なぜ、「上場準備」「IR」というマイナーな仕事を選んだのか?というと

単純に面白そうというのが最大の理由。

そして、誰もが経験できることではない。貴重な経験になる。と思ったからなんです。

日本には約120万社の会社があるといわれています。

そのうち、上場しているのは約3600社。

1年間に上場する会社は(多少変動がありますが)100社そこそこ。

この100社に運よく在籍していない限り、「自社の上場に立ち会う」ことは出来ません。

そして、IRという仕事は、その会社に1人か2人くらいしかいません。
(名だたる大企業でも数人。ベンチャーなら1人が普通)

だから、レアな存在になれそう!と思ったからやりたかったんです。
(簿記2級まで持っていたので、それなりに会計知識もありましたし)

その原点は1社目から転職の決意をした理由。

<出向期間が終わって、本社に戻ってもなあ・・・と思い、転職を決意>

です。

優秀な大学(東大、京大、早稲田あたり)でもなく、取り立てて優秀でもないので、その会社にいたところで、自分が活躍できるイメージが沸かなかったんです。(その会社が悪いというのではなくて、自分の性格との相性の問題です)

「たくさんの社員の中に埋没してしまうのが嫌だった」

のが理由だったんですね。

だから、その後

「あまりたくさんの人が経験していない仕事をしよう」

「少しでもレアな存在になろう」

と思ったのかもしれません。

だから、その仕事をやっておけば(そこそこ希少価値のある仕事なので)その先、いくらでも役に立たせることが出来そう、自分のキャリアに付加価値つくだろうな、何らかの話のネタになるだろうというのも見えました。

これが、私なりの『戦略』だったんだな・・・と思い出しました。

こういう人を大嶋さん曰く「天然戦略家」と言うらしいですw

なんとなく「戦略」を持って、そういう行動をしている人。

私は「天然戦略家」でしたw

これ、自分ではなかなか気づきません。

大嶋さんがおっしゃっていたのは、自分で気づくためには「言語化」が必要ということ。

つまり、自分の経歴とか、なぜそこでそういう選択をしたのか?を文章化するということ。

そうすると「気づき」が得られます。

(実感!!!)

でも、何はともあれ、第一歩は「アイデンティティ」。

つまり

自分は

何が好きなのか

何が得意なのか

どんな貢献をしたいのか

どんな貢献をすると嬉しくなるのか

を知るということ。

これは、待っていても誰からも教えてもらえません。

「私、好き(得意)分からないんです」

と言い続けていても、一生何も変わりません。

積極的に自分で動かないと何も変わりません。

何はともあれ、まずは

「アイデンティティ」これを明確にしましょう!


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