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今のゴルフ場って?(3)レストラン

1年ほど勤めたゴルフ場を辞めた区切りとして、ゴルフ場に対する思いを忘れる前にnoteに纏める事に。
今回は「レストラン」に対する思いを纏めてみます。

レストランの印象

ゴルフ場で仕事を始めて最もギャップを感じたのがレストラン。
自分が食事にあまり興味が無いのもあって、ある程度メニューが揃いビールでも飲めればいいのではと思っていました。
しかし季節に合わせたメニュー変更を行うため頻繁に試食会で新メニューの検討を行い、現行メニューに対しても定期的に味確認を行っていました。
客側からも味やメニューについて「ご意見」を頂くこともあり、ゴルフをプレーするだけではなく食事も楽しみにしている方が多いという事を知りました。

レストランの価値

勤めていたゴルフ場のレストランには名物があったので、それを楽しみにしている方もいました。「あれが食べられる」という事でレストランの価値を上げることがゴルフ場の付加価値となり、「ゴルフが1日を楽しむ娯楽」として「食事」も重要な要素と理解できました。
そしてゴルフ場にとって大きな収入源である事に改めて気付きました。複数のコンペが入った日は「ゴルフで1日楽しもう」という方が多いので、レストランの売り上げは多くなりました。
プレー料の売上は来場人数以上は出ないので、レストランでの売上が経営的にとても重要であると理解できました。

レストランの運用

とはいえこのメニューを維持できる料理人を揃える事が必要。求人募集に応募はあったが料理がメインではないゴルフ場に勤めたいと思う人ってどんな人?と思ったり…
一般的なレストランと比べると「事前に客数を知っている」「オーダーを受ける時間帯が決まっている」という運用なので、調理の準備はし易そうですが。
また一定時間の中でオーダーが集中する環境なので「オーダー ~ 回収」のフローを上手く作らないと午後のスタートに影響します。「効率の良いフロー」が完成していればよいですが、「厨房レイアウト」「スタッフ数」等を含めて改善していこうというのは難しいようでした。
レストランにも業務改善という視点を持っている責任者が必要と感じました。

これからのレストラン

勤めていたゴルフ場のようにある程度レストランの人気が有れば売上が期待出来るのでコストをかけても良いと思いました。
しかし今後ゴルフの「カジュアル化」が進むと、レストランの価値が下がる可能性は有ると感じました。売上が下がればコストを掛けられなくなるという悪循環に陥ることも考えられます。
案(妄想)としてファミレスの「ガスト」に入ってもらい調理の手間をかけない調理システムを導入する方法もあるかもしれません。
売上は下がりますが、「ガスト」の看板で最低限の安心感を与えつつ食事を提供してコストを下げるなんて出来ないかなと思います。
ただ酒類の売上は馬鹿に出来ないのでドリンク系は自前で提供したいですね。あくまでも妄想ですが。

#ゴルフ場 #レストラン #厨房

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