「ポーの一族」によせて

懐かしい、懐かしいマンガだと感じる同世代の方もおられるかな。ワタシが子供時代に読まれた作品。当時の少女マンガとは、だいぶん趣が違い、一定ののコアなファンが支持していた。萩尾望都作「ポーの一族」

ワタシも、友人より勧めてもらい一読。斬新な話しと絵、構成のうまさに子供ながら唸った。今では掃いて捨てるほどある吸血鬼物だが、この当時はほぼ皆無。主人公エドガーが永遠の14歳という設定もうまい。大人社会もぼちぼち見える年齢の永遠の子供。友人アランを共に永遠の時を旅する・・最後はアランが消えて(死んで)しまい、話しはとても哀しく美しく幕を降ろす。

と、思ってたら、40年ぶりに新作を描かれたらしい。今頃らしいと言うのは、ワタシも少女から姉ちゃんになり、さらに市井のおばはんになり。生活に明け暮れで、昔しほどマンガ、特に巻数の多いのは読めてない。でも、ポー新作となれば、読もうとなり。また一読。

読後感。コアなファンは大喜びしそう。彼らが出てきただけで。話しとしたら、前のシリーズとは別物ゆう感じが拭えない。沢山の吸血鬼仲間を出したら、彼らの孤独のバックボーンが失せてしまう。あの昔し感じた哀愁感も感じない。なんかなぁ🤔と思う次第。


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