ゴルフって、誰でも楽しめるスポーツって思っていますか?
下手とかセンスがないとかのレベルの話ではない。
最近は呑んだくれた話しかしていないが、今回はちょっとだけ真面目な話である。
誰もが楽しめるスポーツ、それがゴルフ。
年齢に関係なくできるスポーツって多くはない。
下手でもいい、センスがなくてもいい。
子供から年配者まで、自由にゴルフが楽しむ事ができる。
と、思っていた…
「本当に、ゴルフは誰もが楽しめるスポーツだと思っていますか?」
ゴルフのプレーに不便さを与えられている人がいる。
車椅子や杖を必要とする障がいを持った方々である。彼らはゴルフ場でプレーできる保証がされていないのである。
身体の不自由な障がいを持った人たちは、車椅子やカートでグリーンやフェアウェイ上に入る必要性があるが、その際にそのタイヤによって芝を傷めてしまう、又はタイヤのわだちによってラインが読めなくなる等の理由により、ゴルフ場の多くは車椅子等をグリーンなどに入れることを嫌がる傾向にある。
一旦傷んだ芝は費用をかけて元に直さなければならない。
ゴルフ場も営利企業である。多くのゴルファーを集めたいし、費用もかけたくはない気持ちは理解できるところである。しかし、障がい者プレイヤーが自由にゴルフを楽しむと言う観点においては配慮がされているのだろうか…
不幸にして足を切断してしまった人、または片マヒで不自由になってしまった人、あるいは高齢化により手足の自由がきかなくなった人など、ゴルフプレーにおける健常者との差を埋めていく必要が有るのでないだろうか。
人間社会には色々な区別の方法がある。
例えば、
男と女が存在しているように。
子供と大人が存在しているように。
日本人と外国人がいるように。
関西人と東京人がいるように。
そして、障がい者と健常者がいるように。
例えば、駅のホームをはじめ、インフラ整備においても障がい者に配慮した作りになってきている。
それぞれの区別や差を乗り越えてフラットな社会を作ってきた。
現代人はその差を埋めてきた知恵がある。
そして、多くの人はそれをごく当たり前の多様化を受け入れる社会になってきている。
ゴルフにおいても、障がい者と健常者が区別や差別のないバリアフリーな社会を期待するところである。
今、私がボランティアとしてお手伝いしている障害者の人たちのゴルフ大会では、選手たちはわだちの出来にくいタイヤ幅の広い電動車椅子を利用して参加をされている。
この電動車椅子は大変高価であることから、利用者が広がって行かないのが現状であるが、電動車椅子や芝居を傷めない軽量なカート等の普及が必要とされている。
まだパラリンピックにも採用されていない競技であるが、遠い将来にはオリンピックで健常者と競い合える競技になっていることを楽しみに思う。
下手くそ過ぎて面白さを得る前にゴルフを卒業した、いや入学すら出来なかった自分であるが、障害者ゴルファーが活躍する姿を是非テレビで拝見したいものである。
その頃には「障害者」と言う文言が外されているだろう。
ゴルフはスポーツの中でも、服装にも気をつけなければいけない程の紳士なスポーツである。
正に区別や差別のない紳士なスポーツで有ることを期待する。
障がい者のゴルフの普及を目指している団体がある。もし共感頂けたら幸いに思う。
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