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作者がママチャリで日本一周して三回死にかけた話。(EP9 熊本・鹿児島編)

【熊本~鹿児島】【二〇一七年 八月五日~十一日】 夏の夜、祭りと豪雨!


【二〇一七年 八月五日】


ゆっくり出発。
見たいけど、ホークスが首位なので回避。見ててイライラしそうなんで。
モチモチ皮じゃなく歯切れのいい雪見大福みたいな感じ。

 最初から使っていたミラーがとうとう折れる。今度予備買います。

 完全に偶然なんだが、年に一度の夏祭りに遭遇。
 旅に出てトータル九ヶ月くらいなので、三六五分の一のギャンブルでも一回くらい出てもおかしくないかな。
 ここまでの笑いの神を帳消しにするようなプチ奇跡。
 台風が来なければこの町は素通りするつもりだったわけだしね。


 その場で冷凍フルーツをバニラアイスに溶かしてアイスにしてくれるお店。

 冷やしパイン。チョコバナナが見当たらなかった代わりに有った。
 美味いんだけど人生で始めてみた。
 最近の夏祭りのトレンドなのか、この辺りの名物なのかがわからない。

ハンバーガー。チーズどこだっけとかやっている元気なお嬢さんたちが販売していました。
カラシレンコン。
地味に食べれていなかったのでラッキー。
思ったより辛くないで食べやすい。


サラダちくわ。

 出し物は幼稚園の発表会から始まり、前列が父兄の皆さんなので、なんとなく見てる。
 ネタは太鼓だけどカワイイしちゃんと一芸になってる。
 エグゼイド来てたり、ピエロック一座というひとり人形劇の曲芸が来てたり、地元の学生さんの演奏あったり、地元のスポンサーさんがパレードしてたり。
 色々と人が写りこんでるからあんまり画像上げられないけども。

 暗がりで猫見物。
 五~六匹居たんだけど、フラッシュ焚くとアレなのでスルー。

 すさまじく餌付けされてる感のある猫さん。フラッシュ焚いても逃げない。ありがとうございました。
 このまま雨降るまで猫猫ウォッチンしながら公園泊してもいいんだけど、いきなり土砂降ると死ぬ。
 そもそもニャンコ様が多すぎて、俺が東屋使うと俺を警戒して外で寝て濡れる子出そうだし。


 月がキレイですね。と猫にプロポーズしそうな事態。
 これから台風が来るそうなのでネカフェへ。どれくらいになるかは不明。

 祭りで色々と食べて、祭りから帰ってきた色々な人が食べる隣で味千ラーメン。
 熊本に来たら絶対食べて欲しいね。んまい。



【二〇一七年 八月六日】


 まだ嵐が来ていなかったので、ラーメンタイム。
 その後、八代城の見学をしたり。

 コインランドリー後、雨が降ってきたのでうどん。


 その後、嵐に耐えるべくネカフェでゴロゴロ。
 ノンビリとするのも大事。

【二〇一七年 八月七日】


 体力は充填されているので、あっさりと次の道の駅着。

えらくストーリーのありそうなトンネルだこと。


カレーの中に顔面をツッコんで撮影するパネル。

 村枝賢一さんのイラストのある道の駅にて一泊。
 食堂にはサインも飾って有りましたので、ファンの方は是非。
 二四時間使える休憩所もあったものの、他に泊まっていく人が居たようなので、俺は外でテントをコッソリ設営。




【二〇一七年 八月八日】

 昨日から気になっていた弁当ヒライに挑戦。
 イートインと食堂付きのコンビニって感じ。
 もっと早く使えば良かった。

板そばとうなぎで七五〇円。
ウナギは旨いけど、そばはもうちょい冷えてる方が好み。
地域のスマート猫さん。
ノラ生活の過酷さを感じさせる。
ローソンで貰った。
キュウレンジャーのスタンプラリーでローソンを優先していたのと、そもそもコンビニでリュックと背中の間に入れる冷凍ペットボトルとか買ってたからそれでポイント溜まった。
怖っ! というわけで、野宿するときはテントや蚊取り線香を徹底する。
アベックラーメンで自炊。スープが半練りタイプでンマイ。

【二〇一七年 八月九日】


 とりあえずご飯。
 そのまま出発するものの、大雨に打たれて行動不能に。
 路側帯を走っていても轢かれそうなので、Uターンしてもう一日ステイ。


 ちゃんぽん付のバイキング。夕飯分も食べためる。

 雨がやまない。
 とりあえず、近場のソフトボール場の草ソフトボールを見つつ、テントを張って寝る。
 雨が降ってくるので、ベンチ横のトタン屋根のあるエリアでブルーシートや防水カバーで床を補強して寝る。
 が、ヒンヤリとした感触で覚醒する。

 水浸し。
 雷雨がちょうど真上を通り過ぎて、水はけが悪くて沈んだ形。
 身動きも取れないし、雷の音と光にビクビクしつつ、テントを回収してベンチで寝直す。
 多分、雷雲が真上を通過した。
 屋外で周囲が白くなるレベルの雷はさすがに本能的に恐怖を感じた。

【二〇一七年 八月十日】

 充電器が雨でトドメ刺された。
 携帯電話の充電が不可能となったことで、とりあえず次の道の駅を目指し、途中のコンビニで充電器を補充。
 あとは小説用のネタノートが水没、ああああ……。
 まだ心の中に昨日見た雷の恐怖が残っている実感があった。
 強い光を見るたびにビックリしていた。
 雨の様子を見ながらだったので、かなり出発が遅れた。

 自転車を漕いで鹿児島まで到着。
 温泉センターで甲子園見たり。

 遭遇してみたい気はするけど、外来種に困ってるんだな。
 温暖な気候だから馴染んじゃうんだろうなァ。

いつもの地方ローカルコーヒー牛乳。
んまい。

 逆に移動が遅れたことで夕焼けが見れた。
 道の駅に到着後、天気予報で降水確率が十%とかだったのでそのまま寝ていたが、例によって雷雨。
 日頃から雨対策をしてから寝ることにしていたので、ダメージはなし。トイレ前のひさしに移って寝なおす。
 このとき、小説を執筆してました。
 

【二〇一七年 八月十一日】


キビナゴ天ぷらうどん。


 距離は進んでいないが、雨で遅延した分、バッテリー類が減っている。
 チャリミラーやらをダイソーで購入してネカフェへ。

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