SingOut!収録曲について考える 後

例によってラジオ配信もお願いします。

後編では曖昧について書いていきます。
この曲はさらに露骨に他の曲と繋がる歌詞が出てきます。

まず冒頭の語りのパート。
森/日差し/風/大切なもの
これらの歌詞、三番目の風とか逃げ水にも出てきます。
2サビの
「美しい世界だけ勝手に信じてても見えない真実がそこにはあるってことに気づく」
ここはめちゃくちゃActually。「理想が邪魔して真実を見失う」

また、「太陽はまた巡る」から「僕はここにいる」と続くのもいい。
太陽=乃木坂で、他の歌詞でも乃木坂が変化していくことのたとえとして登場しがち。
僕たちのサヨナラ「沈む太陽を何度見ただろう」とか、Wセンター版ActuallyのMVでも大サビ前に日没の演出が入ります。
乃木坂は卒業しても乃木坂に還ってくるということなのかも。詳しくは過去記事。


「僕はここにいる」はまさにSingOut!の「僕たちはここだ」です。
ここについて考えるにあたって、僕が手を叩く方への考察をする必要があるんですが、過去記事でこの一曲についてはちゃんと書いてないんです。

僕が手を叩く方へがどういう曲か、という話になるんですが、この曲は久保史緒里に答えを提示するような内容に見えました。
さらに二番の有無で2パターンの解釈ができるのが面白い。
1ハーフでは、不安がる後輩に手を貸す3期生視点の歌です。そのまんまの意味でいけます。
ただ、二番の歌い出しがあまりにネガティブ。
これも不安な後輩の目線かと思いきや、その後の久保のソロダンスを見れば、このネガティブが3期の、特に久保史緒里のネガティブであることは一目瞭然。
これがあることで、悩んでいる久保に、先を歩く卒業生から応援されているという曲になります。

チャンスは平等歌詞考察でも触れてました。
チャンスは平等、僕が手を叩く方へがどちらもSingOutと繋がるという内容です。

この時点で乃木坂第二部のラストに続く伏線が張られていたかのような歌詞になっていたよというお話でした。
これの他にも4番目の光が入ってるから、いかにSingOut収録曲が乃木坂物語にとって重要な一枚かがわかりますね。

ところで、好きなMVランキングの後編が上がりました。
よければ見てください。

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