たどり着く場所としての乃木坂

チャンスは平等の歌詞考察を書こうとしてたんですけど、そのためにこれを書かないと、となりまして。

卒業する時、早川聖来は言いました。
「乃木坂46が愛の出発点で、終着点でもあることをこれからも祈っています」
初代キャプテン桜井玲香も卒業スピーチでこう言いました。
「これからも乃木坂なんだなと思って、だから寂しくないのかなと思いますね。(中略)私は私でこれからも乃木坂46を作り続けていく1人だと思っているので」

AgainstのMV、センターの生駒里奈はメンバーから離れていくように画面右側へ歩いていきますが、ラストで一人になった生駒は、笑顔を見せたあと、これまで進んでいた右側ではなく、メンバーがいる左側へ戻ります。
しあわせの保護色のMV、「悲しくなった時は思い出してほしい」で象徴的に乃木坂のマークが登場します。ラスト、白石麻衣が開ける扉はその乃木坂マークの下にあります。

このように、卒業していく乃木坂メンバーの発言や楽曲が、桜井玲香の「これからも乃木坂なんだな」につながっています。
生駒が卒業後、これから乃木坂を卒業していくメンバーのためにも生き残りたいと言ったのも近しい意味がありそう。

卒業しても乃木坂。
そんなマインドを持ちつつも、卒業生は自身が元乃木坂であることを武器にしたがらない人が多い気がします。
そんな慎ましやかなところも乃木坂を象徴する要素の一つなのかもしれません。

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