僕らが旅に出る理由
皆さんは同じ場所に旅行に行きますか?
今回、3年前に訪れた島に再度旅に出ました。
保育園の年長、年少だった2人の息子は
3年生、1年生になっています。
訪れた島で、再度同じ山に登りました。
かつてその山を登った時には、
早々に次男がまさかの寝落ちしてしまい、
途中から頂上まで後ろにリュック、
前に息子を抱えて登りました。
あれから3年。
途中、幾度か「もうかえろー」と弱音を吐いた息子もどうにか頂上まで登り切りました。
途中、弱音を吐いた時には道順を示すピンクのリボンをパワームーン(スーパーマリオオデッセイのアイテム)に見立てて、小さな目標をクリアすることでどうにか心が折れずに済みました。
登りきった後の、
「ぼく、自分で最後まで歩けたよねー」
って言う自信に満ち溢れた表情から、
普段の生活の中ではなかなか得ることのできない感覚を、得たことが感じられました。
次男にとって、この旅最高の収穫です。
一方で、長男には驚かされました。
海岸沿いの無人の海水浴場ではニコニコしながら海水パンツに着替えて真っ先に飛び込みます。
宿泊先に犬がいれば手を出しエサを与えようとします。
道端に動物を見かければ撮影します。
とにかく目の前に現れる世界に飛び込んで行くのです。気後れする次男にも、「やってしまえば楽しいよー。こっちにおいでー」と、優しく手を差し伸べるように声をかけます。
子どもなら当たり前。
そう思いがちですし、
そうなのかも知れません。
でも、大人になって今一番欲しいのはこういう好奇心と飛び込む行動力です。
この長男の資質をいかに保ちつつ、
成長を促せるのか?
そのためには、好奇心の湧くような状況に可能な限り置いてあげたいと感じてしまうのです。
同じ場所で、同じことをして、
その成長を感じ取る。
評価には再現性が求められるので、
同じ土地を訪れ、同じ山に登ることで月日の変化を実感できました。
さて、父は3年前と何が変わっているのでしょうか?考えるだけでも寂しくなりますが、ひとまず山を登りきっても痛いところが無かった事は現状維持という点では良かったのかなと。
旅は家族を成長させる。
同じ場所を再度訪れてみることも良さそうです。
また次の旅まで、日常を旅したいと思います。
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