塗料の歴史 4(紀元前1000年頃、樹脂編)
■紀元前1000年頃の樹脂中国では紀元前1500〜770年頃の殷、周時代には車や弓に漆が使用されており、東洋では漆を樹脂とするが一般的であった。
一方、西洋ではエジプトで蜜蝋やエゴノキ油をバインダーとするワニス(ニス)が作られている。その他には化石樹脂と亜麻仁油を溶融させて高粘度なワニスを使用していたが後にテレピン油を薄め液として粘度を下げ使用していた様である。
■植物油について植物油が塗膜形成後にバインダー成分として構成されている事に違和感があるが、植物油は立派な樹脂で