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ドラマレビュー「リエゾン〜こどものこころ診療所〜」第6話

はなです!今回もドラマの感想をきままに書いていきます。

今回はシングルファザーとシングルマザー同士の結婚でできた家族で生活する学習障害の子供のお話でした。
学習障害(今回は識字障害)も教科書で言葉としては習うものの、患者さんとして出会ったことはないもので、これまた新しい学びがありました。
特に字がぐるぐる回って見えたり、二重に見えたりする、というのは初耳でしたし、「だから読み書きだけが苦手なのか」とやっと少し理解できそうな気がしてきました。補足すると目の問題ではなくて、視覚情報を処理する脳の一部の問題なのかもしれませんね。(あくまで個人の理解です)
タブレットを使うと字が拡大できたり、文節ごとに区切れたり、と明らかに読みやすくできるのは画期的ですね。

再婚で家族になった子供と向き合うお母さんが描かれていました。実の子供でも周りと同じようにできないと、つい責めてしまったり、親子の関係性が崩れてしまったりしますし、血が繋がっていないのなら「面倒なことには関わらないでおこう」と放置しそうなところ、医療機関に連れてきているだけで尊敬します。途中で「ついカッとなってしまって・・」というセリフがありましたが、全然そんなこともなく。(わざとなのかそういう演出なのかはよくわかりませんでした)

一方で学校の対応は理不尽な理由でタブレットの使用が許可されず、再度お願いに行った時も対応は同じ先生で同じ話をされる・・私だったら「上の先生に話をさせてください!」と言ってしまいそうです。

学習障害で特に問題になるのは、その子にとって「不適切」な教育を受け続けて何も吸収できず、自己肯定感が低くなってしまうことや本来の能力を生かせないまま社会生活を送ることです。以前の記事で紹介した方も、適切な教育を受けられれば、全く違う人生になっていたのかもしれません。
今回のお話でやっとこの子供は他の子と同じスタートラインに立つことができました。こうした配慮が当たり前にできる世の中になるといいですね。

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