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花の贈り物をもらうと自分が大切にされている気がする

9月で5周年を迎えた華もみじ。お祝いに花束をいただきました。もこもこで可愛い大人っぽい色合いのバラの香りがふんわり香る優しい花束でした。花屋だけど花束をもらうのってすごく嬉しい。いや、花屋だからこそ、いつも贈る人が喜ぶであろう花を用意する身なので自分がもらうとなると心の奥から湧き上がる感動がある。

私たちはいつも誰かの想いを花に移して可愛らしい贈り物にするのだけれども、お花をもらって感じたのはなんだか自分自身がとても大切にされてるような気がしたのだ。

お花を買って誰かに贈るのって実はとても面倒なんです。というのも、切り花も花苗も生きものなので買うタイミングや渡すシチュエーションまでも考える必要がある。花束であれば、花瓶は持ってるだろうか、持ち帰る際に嵩張らないだろうか。寄せ植えや鉢花だと植物を育てることが好きな人だろうか、どんな場所においてもらう仕立てにしようか。

花を贈るのって全然気軽じゃないし、相手のことをじっくり考えないといけない。どうでもいい相手なら、正直花じゃない別の物を贈ろうって思うだろう。

花の贈り物はそんな背景までみえるので感動が大きい。それが立派な花束じゃなくても、庭から採った1輪の花だとしても、その時に自分を想ってくれる気持ちが心底嬉しい。

娘が野原の花を摘んできてお母さんにプレゼントするのも同じ。お母さんの喜ぶ顔がみたいって、そう想ってくれることが感動だ。

UberEatsやamazon でポチポチすぐにものが買える時代に、いくらオンラインショップがあったところで贈り物の花は買いにくい。花の贈り物は基本お店側のおまかせになってしまうのでいかに、その花屋さんを信頼できるかにかかっている。

手間ひまをかけて想いを花に託すことが、誰かを幸せな気持ちにさせるのならどんどんお花を贈った方がいい。喜んでもらえると自分もじんわり幸せな気持ちになる。月に1回誰かに花を贈るっていうのも面白いかもしれない。1年12ヶ月。12人の誰にどんなお花を贈る?なんだかそれだけで楽しくなってきた♩


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