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ちっちゃい積み重ね

華もみじでは基本水曜日の午後が花苗の入荷日です。花苗の仕入れはほぼ私がやっているのですが、仕入れた後は「おみせ部」が中心になって陳列や値段つけ、ディスプレイをしてくれている。福岡本店にはようこ店長がいるのでおみせ部はようこ店長がリーダーかと思いきや、おみせ部のリーダーは賄い担当のじゅんこさんだったりする。

今の体制が整うまで、陳列ディスプレイはほぼ私一人でやっていた。陳列ディスプレイをどう整えるかによってお店のイメージも大きく変わるし、お客様が手にとってくれるかどうかも変わってしまう。
ディスプレイはセンスというより経験がとても必要な部分だ。センスは経験から養われるものだからディスプレイを素敵で見やすく買いたくなるようにするにはやっぱり試行錯誤しながら学ぶ経験が必要になるのだ。

私がこれまで培ってきたディスプレイや陳列のノウハウをスタッフさんに伝える場として最近始めたのが「回診」。白い巨塔というドラマを想像してもらうとわかると思うんですが、スタッフみんなを引き連れながら今のお店のチェックポイントを伝えていく。回診の時間は15分くらいなんですが、週に何度か業務の合間に集合してお店をぐるりと診て回る。もっとこうしたら素敵にみえるよ、お客様が手にとってくれるよという風に伝えていく。

回診をはじめて数回なのですが、おみせ部部長のじゅんこさんがメキメキと陳列の腕を上げている。研修の時間をどっぷり取るより、その日、その月、季節ごとに細かく変わっていくリアルなお店の状況が一番勉強になるんじゃないかと思う。

実はこの回診は秋田緑花農園で毎週行われていて、それを真似して華もみじに取り入れたもの。農園では100種類以上生産している植物たちをチェックしながら代表がポイントを伝えていた。私もちゃっかり後ろをついてまわっているんですが、植物の元々持っている性質とか今このこがどんな状況なのか見方までもわかる。

人から聞いたり本を読むことも勉強になるけれども、やっぱり目で見て体験しながら覚えていくことが自分自身の知識と経験に繋がるんじゃないかな。

この回診は多分どんな業種にでも、また家庭でも応用ができると思う。ぜひみなさんもやって診てください♩

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