見出し画像

運転免許証更新のタイミングで旧姓併記にしたいだけなのに -前編-

昨年の暮れ(12/3)にFacebookに投稿したところ、反響が大きかったので、noteに転載することにしました。手続き予定の方の一助になれば幸いです。

免許証や住民票に旧姓が併記できるようになったその日、免許証更新のお知らせが届いた。神タイミングだからやってみようと思い定める。滅多にない機会なので、備忘録的に詳細を書き留めることにした。


1.  方法をググる

どうやら「旧姓併記の住民票」が必要らしい。通院ついでに近所の区役所出張所で取得を試みることにした。気軽な気持ちだった。調べも甘かった。と、今にして思う。

2.  区役所の出張所で安定の役所クオリティを噛みしめる

出張所で住民票申請の用紙を記入。フォーマットが半年前と一緒だし、旧姓云々の記載もないので、窓口に持っていって聞いてみる。
「免許更新なので旧姓併記にしたいんですけど」
「あーそうですかーうちではちょっとわからないのでーシビックセンター(区役所本体)に電話して下さい」
と慣れた手付きで案内チラシの住民課の番号に赤丸を付けられる。この出張所が対面である意義の大半を失った瞬間である。もうコンビニ交付でええやんけ。

3.  区役所に電話してみる

第一声からなんとなくだけど「仕事できるオーラ」を感じさせるお姉さんが電話応対してくれた。結論から言うと
「戸籍謄本を持って区役所に来てくれないと旧姓併記の住民票は取得できない」
とのこと。本籍地で手続きが必要ということだ。ふりだしに戻る感ハンパない。でもお姉さんはキビキビしてたから好き。

4.  戸籍謄本交付申請を準備する

本籍地は都内だけど微妙に遠いので、郵送で戸籍謄本を取り寄せることにした。ググる。必要なもの。

・「戸籍に関する証明交付請求書」をDLして印刷して記入
・切手貼って住所、氏名を書いた返信用封筒
・450円の小為替
・身分証明書のコピー

「めんどくさ、めんどくさ、めんどくさ」と呪いを唱えながら、印刷したり記入したりする。買い溜めていた切手がすべて「82円」であることに気付き、再び頭を抱える。今年イチ消費増税に憤る。意地でも今日中に申請まで済ましたんねん!とクロックス引っ掛けて郵便局へダッシュ。

5.  戸籍謄本交付申請を投函する

整えられるところまで整えて、郵便局へ到着。時刻は15:58。窓口のオバハンに
「小為替ください」
と言うと
「あーもう終わりましたよ」
とつっけんどんに返される。絶望。

その瞬間、奥にいた店長と思しきおじさまが
「まだ間に合いますよ、さぁどうぞ」
と笑顔で呼んでくれた。きまりが悪そうなオバハンを尻目に窓口へ。小為替に「手数料」がかかるとは知らなかった。450円+手数料100円=計550円を支払って、16:00ジャストに小為替を無事ゲット。引き続き、オバハンに2円切手をオーダーする。82円切手に追加で貼る。封をする。投函する。

まとめ

本日の必要物資まとめ
・封筒×2
・印刷した「戸籍に関する証明交付請求書」
・コピーした身分証明書
・450円の小為替(手数料は100円)
・84円切手2枚

自分の本名を身分証明書に印字するだけのことに、既にこんなにもコスト(金も時間も)がかかっている。理不尽さにジワジワとモヤモヤして、やがて通り越して好奇心がムズムズ。この先、もっともっとひどいUXが待ち構えていると思うと、UXer的にはぶっちゃけ「超オイシイ」。かかってこい、BAD UX。日々の憂さは全部飯の種にします。(つづく)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?