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これが「議論の進め方」だ
仕事や学校、家庭などの人間関係において議論が平行線をたどり、なかなか前に進まない。相手が感情的になってどうすればいいかわからない。上司部下の関係、友人関係、夫婦関係、恋人関係においてこうした悩みはつきません。
今回は、そんなときに参考にしたい考え方を1分でご紹介します。(参照:西野亮廣エンタメ研究所)
ポイント
❶議論の対象となる事柄について「好きか嫌いか」と「正しいか間違ってるか」を分けて整理しなければ議論は前に進まない。
❷「好きか嫌いか」は個人の感性、思想、理念、正義、主観などのスタンス、「正しいか間違ってるか」は法律、ルール、一般論、客観などに基づく個人のスタンス
❸多くの人は自分がどちらのスタンスで話しているのかすら認識していない。
❹例えば、自分は「それが好きか嫌いか」のスタンスで話しているのに、相手は「それが正しいか間違っているか」のスタンスで話している場合、議論は永遠に交わることなく平行線となる。
(1)お互いの意見の違いを可視化する
「好きか嫌いか」と「正しいか間違ってるか」を4象限の軸で分割し、お互いの意見がどの位置にあるかをマッピングします。
ポイントは「何が」「どのくらい」ズレているのかを確認し合うこと。
これを確認せずにお互いが自分のスタンスで議論を続けても平行線をたどるだけです。意見の違いを可視化することで「分かり合えないこと」が分かり合える。「分かり合えない」ことがわかったうえで、じゃあ、この二人が意見を前に進めるためにどうすればいいか?という次の一手の議論に進むことができます。多くの議論において、この整理がされずに進んでいきます。でもその議論に終わりは見出せません。
(2)相手の立場に立って相手のスタンスを理解できるかを考えてみる。
自分と相手の違いを確認した上で、自分の意見を右に寄せることは可能なのか?下に寄せてみることは可能なのか?を考えてみる。
議論の対象について「好き(嫌い)になることができるか?」「いや、それは好き(嫌い)にはなれないな。」
ポイントは、無理に譲歩する必要ななく、考えた過程や、なぜそう思うのか?を相手に伝えること。お互いが相手の立場に立って考えようとしていれば、喧嘩になることはありません。お互い「違うんだね」ということが理解できる。結果として、落としどころが見いだせないのであれば、それ以上議論を続けても意味はないのです。人と人の意見が“完全に‘’合致することのほうが本来は稀。お互い「違うんだね」と相互理解が深まればそれで良いのです。感情的にならずに建設的な議論ができる関係性を築くことが重要です。
とても参考になる動画でした。
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