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23.看護師のかげさん医療書探し術④

これでラストです。
本屋さんに行ったらの話をします!
前回はこちらをごらんくださいませ。

書店員さんに聞いてみる


医療書などの専門書を置いている書店さんでは

「こういう本が欲しいのだけど…」
に答えてくれたりします。

むしろ我々医療者よりも詳しいまであります。

 我々、看護師が患者さんの食事終わった後に
「お、お食事おわりましたね!水、どうぞ。この薬お願いします」
と薬を配薬するときに

薬剤師ではないけれど薬の内容を把握するように

書店員さんも医療者ではないけれど
医療書の内容を把握しているかのようでもあります。


実際、新刊が入った時に出版社から
「新刊はどんな人向けで、どんな内容なのか」
というお知らせが届くので
その内容を把握したり(すごい)


お話した書店員さんは
書籍の目次をチェックしているそうです(すごい)


あとは実際に買う人の客層などを見て
この本は新人や学生、先輩…向け…
というのも見ているそうです(すごい)

 僕は服買う時に店員さんに「話しかけないでくれ」と思いながら服選ぶタイプの人間なので
今まで書店でも店員さんに話しかけたことはありませんでしたが
新人さんや学生さんは聞いてみると
新たな発見があるかもしれません。

目次を開いて探す

これは僕がやっている本の買い方で
ネットではできない
書店だからこその体験です。

手にとってみて目次を開くと1章…
そして細かい節ごとに展開されています。

その目次を見て自分の勉強したい・知りたい項目と合致するかをみてみると
あまり失敗しないです

(しかし僕はなんだかんだ何でも良…
と思うので失敗しないという)


①2章循環器 1解剖生理 2虚血性心疾患
②2章虚血性心疾患  …3CABG…


と書いてあった場合
①の目次の書籍の方が新人さんや学生さん向けで

②がオペ看、心外ナースかな

みたいに思うでしょう。

そんな感じで目次で読者がある程度みえてきます。

分かりづらい本なんてない

「これは簡単すぎるからいらない」

「これは難しいからこれ買うなら
こっちがいいよ」


なんて話を聞いたことあると思いますが、

それは本がおかしいのではなく
本の対象者にあなたが選ばれなかった
ということなのです。

自分にとっては要らない本でも
誰かにとっては素敵な本なのです


もし簡単に感じたなら

「後輩にすすめよう」

「指導用に使えるかも」


難しく、分かりづらく感じたのなら

「この本が理解できるように
間に分かりやすい参考書をはさんで
挑戦してみよう」

と目標にもなります。

医療書は解釈次第で
すべて楽しく取り組めるんです

医療者でヨカッタ!!!

学んで浴びる臨床の世界はとてもいい

本で医療を学ぶのは

「とりあえずココ、おさえてもろて…」

を数千円で自分の都合のいい時間に知ることができるからです。

それをすると何がいいかって、
業務がとても楽になる。

いや、だからといって舐めプできるほど現実は俺に優しくない世界。


例えば僕が感じる病棟業務では朝の情報収集。

勉強していればあまり書き留めなくても患者さんの疾患とデータをざっと見れば何の薬剤をいつ行くかとかがだいたい見えてくる。

朝早く行かなくても業務内で情報収集できる。


あとは予想外のことがあまり起こらなくなる。

誰かにとって急変といわれるものでも

急に患者さんが確かに変化したが
こうしていこう、うん。
と冷静になれる。

急変=大変で慌てる感じで言われるけれど、患者さんは急に変化するけど我々の業務を混乱させるものとして捉えると仕事が大変になってしまいます。

すぐに何が起きているのか、何を把握するかを知っていると軌道修正がしやすくなります。

そんな感じで業務が楽になります。

それは経験を積むことよりも理論的で確実に身につくのでとてもおすすめです。



あとなにより、

あの進●ゼミのDMみたいに
「あ、あれやった〜〜〜!俺知ってる〜〜〜!!」

という体験をたくさん臨床で感じることができるようになるので

研究などをしない臨床ガチ勢ほど勉強してほしいという想いです。

ここでしか得られない体験、あります。

あとは臨床ガチ勢ほど忙しくて学びに行けない!

時間がとれないなんてこともあると思います。
 新人さんは課題がある、疲れて眠いとか…本はですね、いつでも、気が向いて開いたら学びが得られるんですよ。

あなたに寄り添う存在!(拍手の絵文字)


このように臨床の医療者と医療書とても親和性が高いのですが

なかなか僕の職場では読む人があまりいないのです。

なのでこういうパッションをもってこれからも医療書の良さを朗らかに伝えていきたいと思います。

サポートしていただけたらチョコレートかいます!描/書く燃料!