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基本に立ち返る

仲良くしてるいけばな仲間から
「久しぶりに基本の第六応用平真型を
 いけたらなかなかに苦戦した」
と連絡が来ました

もうひとりの仲良しさんが
「じゃぁわたしもいけてみる」とチャレンジ

やっぱり苦戦したとのこと

ならばワタスもやってみよう!


◇☃◇☃◇☃◇
いけばなは立体造形です

立体とはなんでしょう?
すぱぱぱっ、っと説明できる?

高さ 幅 奥行き、これがあることが立体

なのでポイントを3つ作ればよい

いけばなの基本は3つのポイントで
空間を作って行くことを学びます

空間を作るってどのように???
となるワケだけど
『花型図』という設計図を見ながら
その型どおりにいけてくのね

まずは
立つカタチ、傾くカタチを学びます

そしてそれを理解したら
垂れ下がるカタチ、
そして寝るカタチを学びます

苦戦した平真型とは寝るカタチのこと

これが花型図:第六応用平真型
上:真横から見たカタチ
下:真上から見たカタチ

大きい丸は水盤、小さい丸は剣山

第六応用の特徴は『四方見しほうみ

どこから見てもよいように
ポイントとなる枝を360°に向けること
つまりポイントとポイントの枝の間が
それぞれ120°になるようにいける


実はこの稽古のとき
基本花型をいけることを念頭に置いてたので
一番よい枝はとっておき
残り物で稽古してたのでした
(よい子のみなわんはマネしてはいけないよ)

んで、家いけ替えしたあとに
レッツ基本花型!!!


とさみずき

じゃーーーんっ!
立派な枝ぶりであります
(取り置きした甲斐があった)

花はスイートピー

ズルっこのワタスはアクセントに麦3本

いけばなは大きく分けて2つあり
投入なげいれ』といって
このような筒に技術だけでいけるのと
盛花もりばな』といって剣山を使って
水盤にいけるというのがあります

まずは投入からね

ていっ

このように真上から
それぞれの枝の間が120°か確認

骨格

横からみるとこうね

出来上がったら
も一度真上から
ポイントが動いてないか確認

くる
くる
くる

回して抜けがないか
弱いところがないか
表情が一緒になってないか確認します

これがいけばなの最大の特徴

見る方向によって大きく表情を変える

なので回しながらいけるんだけど
へなうさ工房はそんなに広大な教室じゃないから
回すたびに枝が壁にぶつかって角度が変わる
花器から落ちる、他の枝も動く落ちる、、、

これも四苦八苦の原因のひとつ



んではソッコーバラシて、次っ!

朱の水盤

お次は盛花、剣山を使います

やっぱり真上からみて確認

くる
くる
くる

盛花の難しいところは
道具である剣山をみえなくすること

道具が丸見えだと興ざめしちゃうでしょ?

かといってぎゅーぎゅーにいけると
息苦しくみえちゃう

そこのさじ加減が難しい


ちょっと横
斜め上から

同じ方向からみても
みる高さが違うとこれだけみえ方が変わります


ね、いけばなって面白いでしょ?


ところがこの花型

グワバチョーっっっ!!!!!って
大きく開くカタチなので場所を取る

なのでいつものことだけど
いつも以上に植物に占領されて暮らしてます

それもまた、楽し



いけばな教室 西宮
へなうさ工房:甲子園球場そば
090-82144-8739
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