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壺のこと

今日はたいへんぽかぽか陽気でお外でお昼ごはんをいただきました

お外大好きなので嬉しい季節でございます

みなわんの好きな季節はいつですか?

日曜日は空気は冷たかったけど青空が広がっていたので少しだけ散歩をしました

モクレンは咲いたらあれよあれよと散ります

なので散っていた花びらを1枚頂戴しました
大きくて肉厚、この感触もまた嬉し


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お弟子さんが「メルカリで送料無料の上に100円でこれを買いました!」と花器を見せてくださいます

買う方にしたら嬉しいお値段だけど、つまりそれは、

亡くなったおばぁちゃんの残した困った無用なモノ

なんだよね

香蘭社の壺

友人からもらった壺

友人は会社を辞めて起業する際、とてもお世話になった方からいただいたそうで、、、

ブランド物のとても高価なものです

けど、「持て余しちゃって処分しようと思ったんだけど、秋峰ちゃんのこと思い出して」と連絡をくれたのでした

こういった格調高い壺とか花器って、

ご立派な床の間に、ご立派な、古典的な、巨木をいけねばならぬ

って思い込みがちだけど、そんな法律も規則もござらぬです


常にそういったものばかりいけていたら、ワンパターンでつまらないと思わない?

拾ってきたモクレンの花びらをのせてみた

必ずしも柄を正面に持ってこなくてもよいのだ

この方が2枚の流れる葉と花びらの紫の流れが響きあって愉快だよね

まだいる

正月にいけた葉ボタンがまだご健在で茎の動きが面白いからそれも入れてみよう

にょろ

と、こうなる

玄関がよい香りでいっぱい

これをいけたときに落とした葉や小さなつぼみも

こんな感じに入れちゃっても楽しいよね


要はね、思い込んで決めつけたらそれまで

色々試して表現を広げていく

いけばなを古臭くてつならないものと決めつけてるソコのアナタ

いけばなをおばぁちゃんだけがやるものと決めつけてるソコのアナタ

それこそアタマが固いぞよ


考え方の訓練をすることもいけばなではできるのです




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