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水曜日はちょっとオシャレして

社会人になって1ヶ月後
いけばなを習い始めました

社会人になったらすぐに
習い事を始めようと思っていたんだけど
「まずは社会人に慣れてから」と
母に止められたからなのです

社会人になって1ヶ月後、GW明けから
晴れていけばな稽古に通い始めました

毎週水曜日
仕事が終わったらそのままお稽古に直行

いけばなの先生を
【親先生】っていうんだけど正に『親』

親が親なら子も子、で
親先生もワタスも強烈に丈夫

お正月のある週とお盆がある週以外は
まったく休むことなく
水曜日は粛々と稽古でした

飲み会があろうともいけばな稽古優先

「水曜日は秋峰は飲み会に来ない
 もしくは遅れてくる」が
友人知人の間では周知のことでした

とかなんとかなんだけど
いけばな稽古が
うんと楽しかったのか、と
問われるとそうでもなかったのよね

じゃぁ
なんで続けたのか、と問われると
明確な答えはないです

ただ
ハッキリいえることは

心のリセットになっていた

ときは流れ
家族との関係が最悪な状態になり
30歳を過ぎたときに家を出て上京しました

学生のときは家を出ていましたが
それ以外独り暮らしをしたことがなく
本当の意味での独り暮らしの始まりでした

最初は生活が安定しなくて
いけばなどころじゃなかったです

数年して
独り暮らしのコツのようなものも分かり
やっと念願かなっていけばな稽古に復活
通えるようになりました

相変わらず平日仕事帰り
火曜日か木曜日が稽古の日でした

更にときは流れ東京から少しの間
離れようと関西へ越しました

関西に越してきて一番最初にしたことって
いけばな教室の転校手続きでした

それくらいいけばなは
なくてはならないものになってたのよね

お稽古はやっぱり平日、水曜日

関西で最初に勤めた
会社の上司はコッテコテの関西人でした

「あんさん、いつもヒマなんちゃいますの?」と
盆も正月もGWも粛々と出勤するワタスに
平気で言うような方

いまならセクハラ、パワハラよね^^

けどまだそういったことが
笑って許されたギリギリの時代でした

その上司
こんなことを言ってたんだそうです

「秋峰さんは
 毎週水曜日はおデートやな」


お稽古がある日は
朝、出勤するときから
心が浮き立ちワクワクウキウキ
お洋服もちょっとオシャレして

残業三昧の日々だったけど
稽古がある水曜日は
いつも以上に鬼の形相でお仕事して
そそくさと帰ってたのよね

それを見て
「水曜日はおデートの日」と思われたみたい

今なら完全アウト発言だけど
わたしはちょべっと嬉しかったです

お稽古に行くことができる
嬉しさが全身からにじみ出てるんだなぁ

そんな自分が嬉しかったのよね

-

水曜日は華やいだ気持ちで
いつもよりちょっとオシャレして

そんな日々を持てたことって
辛いことが多い人生を支えてくれた
かけがえのないものなのでありましたまる




稽古は普段着でいいのでありますよ
いけばな教室 西宮市
へなうさ工房:甲子園球場そば
090-8214-8739
8739sshuho(@)gmail.com

HP




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