失敗は成功への道って間違いない
いけばな稽古で必ずというか、ほとんどの方が通るであろう
わたしも習い始めの二十歳のころは、枝に鋏を当てては振り向き先生の顔を伺う、の繰り返しだった
けど、先生はしれ~、と素知らぬ顔
切る、切らないを自分で決めさせられていた
で、怖がって切らないといつまで経っても上達しない
えいっ!と思い切って切って
「ひーえー!違ったぁぁあああ」と何度も涙したワケだけど、切るということをやらない限り、本当に全く絶対に上達しない
多くの先生が言う
「稽古でじゃんじゃん失敗しておきなさい。稽古は失敗するところ」
稽古で大量に失敗しておくと、例えば大切なお客様をお迎えするときだったり、入学式や卒業式で花をいけるなんて大役を仰せつかったり、突然ほーむぱてーで「いけてちょうだい」なんて言われたときにあたふたしない
「こうするとよろしくないんだよね、」という経験を大量に蓄積してるからね
になれるワケだ
失敗は成功の母、ってことわざがあるけれど、失敗は成功への道
じゃんじゃん切って、じゃんじゃん違うかぁ~、と
ってことをしておけば、安泰なのダ
そして、勇気をもって植物を切る、という行為を重ねていくうちに、人生や仕事においてもシンプルに物事を見極める、ということができるようになるのだョ