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進化してるのか、退化してるのか

昨日ここに書いた東洋陶磁美術館に所蔵されているものに限らず、例えば正倉院展を見ても思うんだけど、大昔の名もなき職人が作ったものを現代では再現できないものが多数ある、ということにヒトは進化してるとはいいがたいのでは?退化してない?って思っちゃう

特に手の技はたぶん、とても退化してるんじゃないかナって思う

便利を活用することはいいことだけど、それだけに頼りすぎていると、とんだ災難にあうやも知れぬ、ぬぬぬむむむ、、

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この東洋陶磁美術館に『志賀直哉の壺』というのがあった

志賀直哉が東大寺に贈った白磁の壺

あるとき東大寺にドロボーが入り、この壺を盗んだ

見つかったドロボーは逃げたんだけど、追いつめられてしまった

ここで驚愕のことが起きる

なんとドロボーはこの壺を地面に叩きつけて逃げた

当然、壺は粉々に

ひーえー、だよね

で、なぜこの壺が何事もなかったかのように展示されているかというと、粉々になったカケラをつなぎ合わせて修復したんだそう

なんちゅうこと! なんていう精神力、集中力

最高レベルの立体ジグソーパズルだよね


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はなをいけるってことも手を使うことだ

細々だけれど、手を使う技を絶やさぬように、諦めないで伝えることをしていこう

そして、ちょこっとだけでも興味が沸いたら、気軽にへなうさ工房へ来てみてネ




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