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煎じてはいけない

初夏というにはちょっと肌寒いけれど
新緑がとても美しくウキウキしちゃいます

張り切って稽古用の新緑もモリモリ

稽古の残り物で1作いけました

ただ、ざくざく挿すのではなく
手を入れながら整理しながらいけます

なのでこのように落とした枝葉が出ます

…と、前回ここまで書きました

【植物は捨てるところなし】なんだけど
これに対して

「煎じて飲むの?」と
コメントをくださった方がいます

『飲む』
そんな発想がなかったので驚きました

いや、そんなこともないな
食べることができる植物をいけることありますね

代表的なのは菜の花

これを稽古で使うと多くの方に
「これって後で食べてもいいですか」と
聞かれます

ちょっとだけ考えてみてくだされ

切り花ってお水が入ったバケツごと
ちゃぷちゃぷしながら
輸送されるわけではないです

花卉かき農家から瞬間移動で
花屋さんへやってくるわけでもないです

では、どうしてるのか?

輸送されてる間は水から離された状態、
つまり水を吸うことなく数日を過ごすのです

なので花卉農家さんは収穫後
持たせるため薬品に
漬ける吸わせていることが多いです

必ずしもそうではないけれど
どれがどうなのかは店頭では分からない

あくまでも切り花は観賞用

なのでお弟子さん達にはこの過程を説明して
「気を付けてね」と注意してます


じゃぁ捨てることろなしって
どうしたのかと申しますと

さらにもう1作いけました

こんもり盛ってみましたyo
かわい~かわい~と自画自賛

あますことなく作品にする

これが稽古っちゅうもんでありまする


…家じゅう花だらけの今日この頃




いけばな教室 西宮市
へなうさ工房:甲子園球場そば
090-8214-8739(葉に意思、花咲く)
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