見出し画像

願い虚しくても

新年おめでとうございます
本年も変わらずよろしくお願いいたします

今年は元日2日と大きな災害、事故が起こりました

被害にあわれた方
お見舞い申し上げるとともに
1日も早く心穏やかに過ごせますように


もっと早く新年のご挨拶をと思ってました

けれどこんなときにはなを飾りましょうとは
なかなかいい難いです


東日本大震災のときに先生をしていて
勤めていた学校が避難所になった友人から

避難所に卒業式用に用務員さんが切っておいた桜を
いけばなができる先生がいけて飾ってるよ
多くの方がそれに癒されてるの
だからはなをいけることを止めないで

と、励ましをもらいました

災害が起きるたび、この言葉を思い出します

なので今日から通常どおりはなのお話をしていきます


昨年末ご紹介したように
今年の正月花は根引松をいけました

松ってそのままぐさーと挿しちゃいがちだけど
ジロジロ見ると寝ぐせ(?)がついてたり
茶色くなってるところがあるので
そういった葉は抜きましょう

そうするとキリリっときれいになります

器は去年大奮発して購入したコレ

多くのことが根付きますようにと松の根
そして多くの結びつきが確かなものになるようにと
水引をたくさんたくさん結びました

もう1作は
残った千両とお飾りで残った枝若

珍しい五色の水引

カッコよく割れてくれたので金継ぎした
赤い器にささっと枝若を立てました

とかなんとかやってたら
窓から陽射しが入りサンキャッチャーが作る
たくさんの虹がきらきら


昨年観て一番印象深かった
長沢蘆雪の『富士越鶴図』とともに玄関へ

赤い器はお部屋のテレビ前へ


はなを飾ることができるのは
平和で穏やかな日々があるからこそ

争いなく災害なく平穏な暮らしになりますよう

強く願いながら今年もはなをいけていきますね


いけばな教室 西宮
へなうさ工房:甲子園球場そば
090-8214-8739
8739sshuho(@)gmail.com

HPもよろしくね





いただいたサポートは植物で次の方へとつないでいきます🐰