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それは違うのよ

ネット社会になり
このnoteもそうだしYouTubeなんかでも
誰でも気軽に簡単に自己表現できるようになり
達者な人が多いことにしみじみです

じゃきんっ

達者な方がたくさんいて
口下手で表現力皆無のわたしなんかより
とても巧みな素晴らしい文章で
経験がないのにいけばなを
「こーなんでしょ」と上手に説明される方がいます

そそそ、そうなんだけどね

言葉が巧みなだけで本質を知らない
言葉が巧みだから知ったような気になっちゃってる

これは気をつけなくちゃいけない事象と思うのよ


その上
知ってる、と出来るは全く違う

知識があっても
実際に自分の手を動かし作業すると
「あれれ?できない」ってたくさんあるのよ

長く人事総務で働いてきました
その中で仕事ができるといわれてた人が
管理職になって評価が大きく下がるのを
ずいぶんと見ました

実務能力が高くても
管理するって全く話が違う

ステージ、土俵が違うということを
知らない、考えたこともないからなのよね

それを職場の片隅で
「そういうことなんだな」って
ぼんやり眺めてました


上の作品をバラシていけかえ

初めていけばなを教えたのは
習い始めて5,6年経った頃

酒飲みのクセに稽古があると
飲み会に来ないわたしを見て
友人数人が
「そんなにいけばなは面白いのか?」と
教えて欲しいと申し出てくれたのでした

けどね
ぜんぜん巧く教えられない

出来てると『思い込んで』たので
突っ込んで聞かれると答えられない

早くに経験出来てよかったと
あの頃の友人たちに感謝です


会社でのお仕事もね
新人が来てお仕事を教えようとしたとき
グダグダになるってない?
上手に説明できなくてもどかしくならない?

それって本来の意味で仕事を
正確に的確に理解してないからなんだよね


【出来ると教えることができるは違う】

たくさんのことを
全体を理解してないと
出来る、って本来は言えない

そして教えるってこの『出来る』ができて
さらに別のステージへ行かなくちゃならない

だからね
教えるお仕事はなかなかに大変なのだ

剣山なしで立てました
これもハンドパワーのなせる技

確かな知識と確実な技術力
そして教えるテクニック

これがないといけばなは教えることができない

その上、
ぬぼーとなにも更新せずにやり続けてると
いつの間にか自分勝手な我流になっちゃう
時代遅れになっちゃう
(いけばな、花業界にも流行はある)

だから習い続けなくちゃいけない


本当の意味での
『出来る』『教えられる』がないと
人は信用して習いに来てくれない
人は相手にしてくれない
言うことを聞いてくれない

いつもいつも肝に銘じて日々精進しております



🐇いけばな教室 西宮市🐇
へなうさ工房:甲子園球場そば
090-8214-8739
8739sshuho(@)gmail.com

HP


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